[無料]山で冷たいアイスを食う技術+素麺と肉
暑い山に登ったら食べたくなるのがアイスクリーム。冷たくて甘いアイス、山頂で食べたいですよね。高尾山みたいに山頂のお店で売っている山ならお金で解決しますが、大抵の山ではアイスクリームなんて買えません。
そこで、家から山頂までアイスを溶かさず持っていく方法を編み出しました。ざっくり8時間程度は余裕で保冷できます。
結論:真空断熱フードコンテナを使います
アイスの保冷には真空断熱フードコンテナを使います。ドライアイスを使えば比較的簡単に低温を維持できますが、常にドライアイスが手に入るとは限りません。スーパーでもらえることもありますが、登山に行くような時間に開いているスーパーは希少です。
発泡スチロール+保冷剤なども考えられますが嵩張るし重くなるため、登山には持っていきにくい。保冷するなら何がいいだろう?真空断熱フードコンテナ(スープジャー)じゃない?
※メーカーの推奨する使い方ではないので、食中毒に注意しながら自己責任でお試し下さい。冷え方が甘かったり、何日も放置したら腐ります。
最初は、大きめのフードコンテナを使っていた
フードコンテナを使うとして、どうやってアイスを入れようか?最初はパッケージごと入れることを考え、大きめのフードコンテナを使っていました。
これでもしっかり保冷できます。
真夏でも6時間は余裕で持ちます。
ただ、欠点として重い。フードコンテナと保冷剤で633gあります。これにアイス(スーパーカップは180g)を入れると813gになります。軽量の一人用テントに近い重さです。
軽量化する方法があった
アイスは美味しいけどこれは重いな…と思っていたある日、フードコンテナにヨーグルトとフルーツを入れて凍らせているツイートを発見しました。
なるほど、これならアイスのパッケージはいらないな?と、小さめの真空断熱フードコンテナにアイスを詰め替えることにしました。
底面と側面は真空断熱されていますが、上面の断熱が弱いと思ったので、パンケーキを断熱材として使うことにしました。
要は空気を含んでふわふわした食べ物を断熱材にする発想です。
詰め替えたら蓋をせず冷凍庫に一晩入れ、しっかり冷やします。
この方法で、冷凍庫から出して8時間後でも-7.7℃を保つことに成功しました。
パンケーキが入ることで味にバリエーションが出るし、ボリュームも上がります。疲れて熱くなった体が欲しがるやつが全部入ってます。
真空断熱フードコンテナが便利過ぎる
真空断熱フードコンテナを使うと、山で冷たい素麺を食べることも出来ます。
前の晩でもいいので素麺を茹でて冷やし、水を切ってフードコンテナに入れます。具や薬味は適当に。バジル、大葉、ツナ、ネギ、ミョウガなどなんでもOK。フードコンテナに入れて、蓋をせず(蓋を締めずに載せるだけ、またはラップを掛ける)に冷蔵庫で冷やして下さい。
翌朝忘れないように蓋を締めてザックに入れて持っていきます。麺つゆは小さめの魔法瓶に入れて持っていきます。氷を入れておけば冷たいつゆを冷たいまま山頂に運べます。
食べる直前につゆを掛けます。最初から一緒にすると麺がつゆを吸ってしまうので、食べる前に合わせたほうがよいでしょう。
真夏の山頂で食べるアイスクリームや素麺、最高です。
泊まりで肉を焼きたい時にも使えます
テント泊で生肉を持っていきたいときにも、真空断熱フードコンテナが便利です。特に、2泊目でも食べたいなら、これ以外の方法はありません。
真空断熱フードコンテナに肉を入れて冷凍庫で凍らせます。それだけ。これで36時間程度は保冷されます。むしろ、1泊目の夜に食べるなら凍らせない方がいいでしょう。凍らせると12時間程度では解凍されません。カチカチです。
山で肉を食べる話は下の記事にもまとめてあります。興味があったら読んでみて下さい。
生肉を食べ終わったら、フードコンテナの中を熱湯で流して下さい。そのまま持ち帰ると異臭を放ってしまいます。肉汁を流したお湯はスープに入れちゃうなどして処理して下さい(飲むのに抵抗がある方は、お湯など使わずペーパーで拭き取る)。
まとめ
真空断熱フードコンテナにアイスを入れて行けば山頂で食べられます。
冷たい素麺も食べられます。
山で肉を焼いて食べたい時にも便利です。
わぁい、サポート、あかりサポートだい好きー。