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"民衆そっちのけの法則"


"民衆そっちのけの法則"

ある国のリーダーが、戦争中に自分の趣味に没頭してしまうことを想像してみてください。例えば、リーダーが突然、巨大な模型飛行機を作ることに夢中になり、国の重要な決定をすべて後回しにしてしまうのです。

国民は困惑し、リーダーが模型飛行機を飛ばすのを見守るしかありません。リーダーは「これが国の未来だ!」と叫びながら、模型飛行機を飛ばし続けますが、国民は「いや、まずは戦争をどうにかしてくれ!」と思っているのです。

このように、リーダーが自分の興味や欲望に夢中になり、国民のことを後回しにする様子を「民衆そっちのけの法則」と呼ぶのです。ちょっと滑稽ですが、実際には深刻な問題を引き起こすこともあります。実際北朝鮮では国民の困窮した生活を直視せず、ミサイル開発に夢中に成っていますね。

● 政治資金規制法の顛末と"民衆そっちのけの法則"
政治資金規制法は、1948年に制定された法律で、政治家がどのようにお金を使っているかを透明にするためのものです。しかし、この法律は「ザル法」とも呼ばれ、抜け穴が多いことで有名です。

例えば、1975年には田中角栄首相の「金脈問題」が発覚し、大幅な改正が行われました。企業や団体からの献金が制限されましたが、それでも不祥事は続きました。1988年にはリクルート事件、1992年には東京佐川急便事件などがありました。

その後も改正が繰り返されました。しかし、政治家たちは「氷代」や「餅代」「パー券」といった名目でお金を受け取り続けています。

●民衆そっちのけの法則
「民衆そっちのけの法則」とは、政治家が自分たちの利益を優先し、民衆の利益を後回しにする傾向を指します。これは、政治資金規制法の改正が繰り返されても、実際には政治家たちの行動があまり変わらないことからも明らかです。

例えば、政治家たちは「政策活動費」という名目でお金を受け取り、その使い道を公開しないことが多いです。これにより、民衆は政治家たちの実際の行動を監視することが難しくなっています。

今日改正が議論されていますが、政治資金規制法は、まるで「ザルで水をすくう」ようなものです。どれだけ改正しても、抜け穴からお金が漏れ出してしまいます。そして、政治家たちは「氷代」や「餅代」といった名目でお金を受け取り、民衆の利益を後回しにしています。

このように、「民衆そっちのけの法則」は、政治家たちの巧妙な手口と民衆の無力感を象徴しています。しかし、私たちが政治に関心を持ち、監視を続けることで、少しずつでも変化をもたらすことができるかもしれません。

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