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【デザインの地平線:出演者紹介】坂田恭造(いぬくそ看板収集家)

くそようございます!世の中の彼方に行き着いたデザインを識者と見つめる新提案トークライブ『デザインの地平線』。2人目のゲスト講師は、いぬくそ看板収集家でありライターの坂田恭造さんです。

坂田恭造/ライター
街角観察が大好きで、特にジョグ鉄といぬくそ看板にハマってます!!
生年月日:1981年01月07日
性別:男性
血液型:A
出身地:静岡県
居住地:千葉県
引用:ブログ『気にするほどじゃないけれど』

「いぬくそ看板」とはなにか?
それは坂田さんの活動報告の場であるtwitterinstagramblog『いぬくそ看板の向こう側』を見て頂ければ一目瞭然。誰もが一度ならず毎日のように見ているかも知れない、“あの”看板のことです。

「犬のフンは持ち帰りましょう」「後始末は飼い主の責任!」――。どこの街でも公園や道端などで必ず見かける、犬のフンの放置を注意する看板。この看板を「いぬくそ看板」と名付け、4千枚近く写真を取り続けている男性がいます。
引用:withnews『「いぬくそ看板」撮り続け12年…4千枚集める男が語る「人間ドラマ」』

いぬくそ看板4000枚!物事には量を積み重ねることで質的な変化を起こす「量質転化の法則」、いわゆる「塵も積もれば山となる」現象がありますが、この坂田さんのいぬくそ看板収集もその過剰なフィールドワークの結果、完全に新しい価値を創出することに成功しています。そんな坂田さんのいぬくそ看板収集スタイルについては、withnewsに掲載されたインタビュー記事にて、大変詳細に語られているので必読です。

風景に溶け込みすぎて、注意喚起にも関わらず誰もが見逃しがちな“いぬくそ看板”を見つめ続けることで、そこに置かれた背景やメッセージなどから送り手の怒りや悲しみの感情を読み取り、独自の視点と評価基準で研究をしている坂田さん。情報伝達のための創意工夫を「デザイン」とするならば、被害者から飼い主(または犬)へ伝えるために創意工夫が尽くされたいぬくそ看板は、極めて純度の高い「デザイン」の結集だと断言できます。

そして、糞が積もって山となった前人未到の“いぬくそ山”の頂きに到達した坂田さんにしか見渡せない、遥かな彼方の「デザインの地平線」として語るべき視点が確かにあるはず!

という、素面ではおおよそ成立しないようなお話を、坂田さんが過去に撮り溜めたいぬくそ看板写真や独自のリポートなどを元に、お酒を飲みながらお喋りしたいと思っています。きっとこれまでにない「デザイン的な視点と感性」を獲得して頂けることでしょう。

ちなみに、主催者の春山にとっての坂田さんは、なにより『タモリ倶楽部』に連続出演した偉業!ただでさえ、こうした極めてニッチな趣味の界隈でのタモリ倶楽部出演は「サブカルチャーの紫綬褒章」といえる名誉ですが、路上観察マニアとしての“いぬくそ看板”に続いて、鉄道路線沿いにジョギングをする“ジョグ鉄”としての出演は、異なるジャンルで取り上げられることが滅多にない激レアさんであると同時に、明らかにどうかしている感覚の持ち主である証左とも言えます。


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