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未来への手紙(短編小説)

執筆者
#有度の里 #Ishikawa・Hironao
福祉 ボランティアに関する物語を書いてみました。この物語はフィクションであり、実在の人物と団体とは関係ありません。すこしでも福祉の魅力について知ってもらえると幸いです。

町の外れにある,ひまわりが咲いている公園の近くに福祉施設「ひまわりの家」が立っていた。この施設は、子供から高齢者まで様々な人が訪れ、共に時間を過ごす場所だった。

そこでボランティア活動をしている青年・隼人が、施設に足を運んでいた。彼はコミュニケーションが得意ではなく、いつも周りと少し距離を置いていた。

子供:「隼人お兄さん、今日も何して遊ぶ?」

隼人:「何をして遊ぼうか」

施設の一角で、警戒して隼人を見ている高齢者がいた。気になっている隼人は勇気を出して、その人に近づいた。

隼人:「こんにちは 太郎さん。今日は良い日ですね」

太郎:「そうだね。昔はこんな日によく外で活動したっけ」

隼人:「太郎さんは若い頃に外で活動していたんですか?」

太郎:「発展途上国で福祉の活動してたんだよ。多くの人と関わる中で、大切さを知ったもんだよ」

隼人は太郎さんが若いときに福祉の活動をしていたことに驚いた。色々と話を聞いているうちにその魅力に引き込まれていった。

隼人:「なんかすごいですね。僕なんかまだまだですけど、なにか大切さを知りたいと思って小さな団体に参加したんです」

数日後、隼人は施設のイベントで子供たちが手紙を書いているときに、隼人は太郎さんに手紙を書き始めた。そして、隼人は太郎さんに手紙を渡す。

太郎:「これは何?」

隼人:「太郎さんへの感謝の気持ちを込めた手紙です。色々と話を聞かせてくれてありがとうございました。なにか勇気をもらいました」

太郎:「ありがとう。隼人くん。これからも多くの人の絆を大切にしてね」

隼人:「はい、約束します」

隼人は福祉とボランティアの大切さを胸に、新たな一歩を踏み出す決意をした。



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