「頑張れ」より「カモン!」がいいなと思った話。

先日、外国人が日本のアニメやゲームを観て感情爆発させるのをYouTubeでみまくった話、というのを書きましたが、今日になっても、流石にかじりついてはいませんが見ています。


今日は、一つだけそこに付け足しておきたいことがあったので、それだけ短く書き足しておきます。日本語と英語による印象の違い、です。


○外国の方がよく使う「Come on!」

直訳だと「来い!」ですが、わたしがその時みた和訳では「頑張れ!」でした。この時、直感で明確に「頑張れ!」よりも「Come on!」のほうが、なんか心地いいぞ、と感じました。

今からなぜそう感じたか話すのですが、それはわたしが英語のニュアンスを全く知らないせいなので、あまりそこに突っかからないでいただきたいのですが・・・


カモンはなんか優しい、柔らかい、頑張れはちょっと厳しい、硬い。

わたしが英語に慣れないので、ネイティブの込めるニュアンスはさておき直訳の「来い!」に意味が引っ張られるんですね。そうすると、「(ゴールで待ってるからこっちへ)来い!」とか、「(彼に追い風よ)来い!」とか、「(運命よいい方へ)来い!」とか、そういう風に感じられるんですね。神に祈っているような感じも受けます。「彼はこんなに頑張っているじゃないか。神様お願い!」みたいな感じ。

対し「頑張れ!」は、明確に相手に向けていて、かつ「今よりも動け!努力しろ!」という、「今の状態ではダメだよ!」という感じがする。

(ここで念のため言っておきますが「頑張れ」を否定している訳ではないです。「頑張れ」だって言い方言う場所言う顔で最高の言葉になりえます。というかどんな単語だって、どう使うかで暖かくも冷たくもなるのは当たり前の話ですしね。シンプルに、感じた感覚を言語化してみているだけなのでどうかご容赦。)

わたしにとって、ただただ言葉だけの意味で「Come on!」と「頑張れ!」を並べると、これだけ感覚が違います。外国の方がいう「Come on」と同じ頻度で日本人が「頑張れ」と言っていたとしたら、かなり受ける印象が変わると思います。わたしはね。


今調べたら本当に様々な意味で使われるんですね。頑張れ!以外にも、ものを頼む時に「お願い!」だったり、挑発の「来いよ」だったり、相手のセリフを本気にせず、笑いながら「冗談だろ!」みたいにも使われるみたい。こうなるともう直訳とは完全に別物ですね。

なのでわたしの感じるカモンの感覚を外国人の方々が感じて使っている訳じゃないんだろうなと思いますし、というかカモンがそのニュアンスをそもそも含んでない気がするな。

となると完全に勘違いの感覚ですね。。まぁでもいいじゃないですか。「カモン」は優しい。その理由は相手を変えようとせず周りに祈っているから。そしたら、それを日本語でやってみたい。そしたら勘違いも無駄じゃなさそうです。


「頑張れ」の話をします。

2021年現在、「頑張れ」はうつ病の人に言ってはいけない言葉として有名です。なぜならうつ病の人は頑張ろうとしても頑張れないからです。その話が有名になったこともあるのか、「頑」と「張る」という二つのあまり優しくなさそうな漢字のせいもあるのか、頑張れが完全なプラスのイメージではない人がすごく多くなった気がします。

(なかには「顔晴れ」という漢字に変えて言ってる人がいますが、わたしはこのダジャレは好きじゃない。顔と心って、意外とリンクしてなかったりするから、なんていうんだろう、うーんいいや脱線してるわ。とにかく「顔晴ります!」というくらいなら「笑って過ごします!」の方が全然いいなって話。)

わたしは高校時代体操部で、当時は「ガンバ!」という掛け声を山のように言っていました。だから今でも「ガンバ!」は好き。ちょっとよくわからなくなってきました。「れ」か、「れ」がダメなのか?「れ」の命令形感がいただけないのか??


もうよくわかりません。今日のまとめに入ります。

誰かに「頑張れ」と言いたくなった時には、わたしはこの人を今よりもっとガンバらせたいのか?と自分に問いかけ、YESなら、その上で口調や表情に気を配って伝えたい。もしくは、より相手のモチベーションをあげる言葉はないか探したい。NOなら、カモンを見習いたい。「お願い!」「あぁ神様!」「来てくれ!」「風よ吹け!」と言い換えてみたい。


わたしよ、風よ吹け〜。
あなたよ、風よ吹け〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?