【建築探訪】2021.01.24 兵庫県立美術館へ
こんにちは、あーさんです。
建築学生になって約2年が経ちました。建築学部に入学するまでは知らなかったことがたくさんあり、今まで以上に建築に興味が出てきました。旅行好きということもあり、国内外問わず建築見学に行っています。
今回は、兵庫県立美術館に行ってきたので、紹介します。
(基本的に建築目線での紹介になります)
建築情報
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号
設計:安藤忠雄
敷地面積:19,000㎡
延床面積:27,461㎡
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
2002年に開業した”HAT神戸”の敷地内にある美術館。
隣接する”なぎさ公園”と共に、安藤忠雄が設計しました。
この日は…
残念ながら、この日の天気は雨。
外観の写真を撮影することはできませんでした。
また、この日は『GUTAI展』が開催されおり、展示スペースの写真にはGUTAI展の作品が写っていることを、お伝えしておきます。
駐車場から受付へ
地下駐車場に車を停め、1Fのエントランスホールにある受付に向かいました。
エレベーターでも上がることはできますが、ここで見ていただきたいのは外階段です。この外階段では、コンクリートの曲線美を感じることができます。無機質なコンクリートが持つ冷たさも良い味を生んでいます。
展示スペースへ
展示スペースには、安藤忠雄ならではのコンクリートの良さを感じる場所は少なかったですが、展示空間として素敵な場所があったので、GUTAI展の写真と共に紹介します。
まずはこの写真。
コンクリートに囲まれ、無機質さ、冷たさを存分に感じることができる空間でした。写真は左右対称を意識して撮ってみました。
2枚目。
1枚目と同じ空間の別角度写真です。2つの階段で挟まれた場所から、1枚目の写真を撮影しました。
3枚目。
どこの美術館もこのような展示形態ですが、室内全体を照らす天井埋め込みの照明と、作品を照らすスポットライトが生み出す空間が、個人的にはお気に入りです。
続きまして4枚目。
これに関しては、作品ありきの良さだと思います。
スポットライトによって手前のオブジェ(作品)の影が良い雰囲気を醸し出していました。
5枚目。
全ての展示を見終わると、この場所に出ます。
コンクリートとガラスのコンビネーションが、目を惹きました。
どちらも無機質な材料ということもあり、良い雰囲気を生み出しているのでしょうか。
展示を見終わって
GUTAI展も良かったのですが、あーさんが1番楽しみにしていたのは『Ando Gallery』です。
安藤忠雄が設計した美術館ということもあり、安藤忠雄がこれまでに手掛けた作品が、大きな模型と共に紹介されています。
このギャラリーは、安藤忠雄建築研究所が費用を負担し、増築した部分に設けられています。
そしてなんと、無料で楽しむことができます。
Ando Galleryへ
とても楽しみにしていたAndo Gallery、中に入ってまず目に留まるのはこの模型。
写真では兵庫県立美術館の部分だけをアップして撮っていますが、HAT神戸全体の模型なので、かなりの大きさでした。
続いて気になったのはこちら。
安藤忠雄が手がけた数多くの住宅が、小さな模型と共に紹介されていました。小さい模型ながらも精巧につくられていて、見ていて面白かったです。
次に気になったのはこれ。
Ando Gallery1階奥では、建築学生であれば誰でも知っている『住吉の長屋』が紹介されています。模型の中までのぞき込むことができました。
2階へ行くと…
地中美術館などがある”直島”の安藤忠雄作品が紹介されています。
行ってみたいとずっと思っていますが、行けていないのが現状です。
直島の紹介コーナーを抜けると、海外で手掛けた作品が紹介されていました。
ここにもこんなに大きな模型が展示されていました。
Ando Galleryの外へ
外に出ると”コンクリート建築”を感じることができます。
天井高、通路の幅、ガラスの使い方などなど、全てのバランスがとても良いと感じました。
これ以外の写真も載せておきます。
安藤忠雄のシンボル
安藤忠雄のシンボルとして”青いリンゴ”があります。
これは「赤く熟れたリンゴではなく、まだまだ未熟な青いリンゴの様に明日への希望に満ち溢れた精神」ということを表しているそうです。
安藤忠雄が青リンゴだとすると、我々は種以下…なんですかね。
まとめ
今回は建築学生目線で、兵庫県立美術館を紹介してみました。
美術館としても面白いですし、建築を勉強している身としてAndo Galleryもとても楽しめる場所でした。
何度見ても安藤忠雄建築には感銘を受けます。建築に興味が無い人でも、「何かわからないけどすごい」と思える要素であふれています。
是非行ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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