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私にできたこと
夏休みの部活の件を、まだ私は引き摺っています。
夏休みのスケジュールに関しては、もう私はタッチしないから、貴方から話してね。と、実父である夫に伝えたけれど、「三日休むのは容認できないな」と言ったっきり、ツムギとは何も話していないようです。
私が紹介した『愛着障害』の本も、せめてここだけは読んでとブックマークしておいたけれど、テーブルに置かれたまま、目次にも目を通していないのでしょう。
私の怒りは、ツムギに対してではなくて、実祖父母、実父に対する怒りなのだと思います。
大人三人と暮らしていながら、拗らせた性格に育ってしまったツムギを正面から見ようともせず、全て実母のせいにしているのです。
ツムギはそれに洗脳されていますから、祖父母も父も嫌いになれない。(嫌いになってほしい訳ではありませんが)
私も、ツムギには、問題の本質を突き付ける訳にもいかず、悲しさと悔しさが怒りとなって、鬼のケイトになっているのだと思います。
私は、その夜も眠れませんでした。
ツムギの考えはおかしいと思いながら、本当にそうなのだろうか?と考えたり、この状況をどのように収めるべきなのか?とシュミレーションをしたり。
結局次の朝、あまり話す時間がなかったツムギとは、スッキリ解決することなく、すれ違ったままになっています。
中学生になって、部活大変だけどがんばっているんだね。
そう言ってあげられたらよかったのだと思いました。
ツムギもツムギで、素直になれなかったり、不器用だったりするから、「部活で疲れちゃったー」と言えばこちらの対応も変わるものの、だらしなく携帯を見続けたり、ダラダラとアニメに夢中になったり、小言のひとつふたつ言いたくなるような状況を作った挙句、今回のような斜め上からの爆弾をぶっ込んでくる。
私が余裕をなくしてしまう状況を分析したのですけれど、だいたい要因はこの三つだと思うんですよね。
私自身が疲れてしまっている。
斜め上のことをぶっ込んでくる。
しかも時間がない状況で。
今回は、私自身は余裕があったけれど、いきなり結論(友達と勉強会をやるから三日間部活を休む)を持ってきて、しかも、明日には欠席届を提出しなくてはいけない状況だったことで、瞬時に私の心が溢れてしまったのだと思います。
部活大変だよね。
夏休みもこんなにあるのかと思うと不安だよね。
でもさ、だからと言って、最初から部活のある日に約束を入れるのは違うんじゃないかな?
友達との約束は部活が休みの日にしたら?
それでも疲れちゃうようだったら、そのときは部活を休んだらいいんじゃない?
そういう会話ができたらよかったのかと思いました。
まだまだ修行が足りません。
未熟だから、怒りが勝つと、ツムギなんか知らない!とすぐ思ってしまうけれど、私、実父よりも、実祖父母よりも、ツムギを大切にしていると最近感じています。
大切だと思うからこそ、真剣なんだと思います。
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