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怠惰な人間用・破綻しない一人暮らしのためのメモ


はじめに

一人暮ラッシャーの皆様、こんにちは。

早速ですが、まずはなぜ今これを書いてるかというと、の話。
実は昨年末に引っ越しをしまして、まさに今色々と自宅環境を再構築しています。毎週ニトリか無印に通う日々を過ごしている。

で、引っ越しの作業とか環境を整えるなかで、一人暮らし歴も長くなりつつあり、結構いろいろと攻略方法が溜まってきているな、と感じるポイントがいくつかあった。
(もともと、幼少期~大学時代の初期くらいまで汚部屋になりがちだったんだけど、今の家は(比較的)ちゃんと保てているのではないかと思う)

ので、今一度自分向けの整理も兼ねて、そしてもしかすると春から新生活や引っ越しなど控えている怠惰な皆さんへの何らか参考になるやも、という僭越ながらの思いも兼ねて書いてみております。

(追記)タイトル通り、自分と同じくらいの怠惰な人を想定してるので、そこまでヤバくない人にはほぼ当たり前のことしか書いてないス…。
っていうかむしろ怠惰さに引かないでほしいので、怠惰が故に生活サイクルが破綻している人以外は読まんでよいです。

前提:運用ハードルが低い生活を目指す

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細かいあれこれのまえに前提として、一人暮らしというのは死ぬほど面倒くさいよね、という確認。
朝起きてから夜寝るまで、衣食住と掃除と、仕事とか学校と、なんか手続き的なやつとかお金の管理とか、とにかくもう全部自分のことを自分で面倒見なきゃいけない。怠惰なタイプの人間にそんなの無理に決まってるじゃん。

実際経験ありますが、割れ窓理論的な話で、ちょっと油断してサイクルが止まると、現実逃避も相乗してどんどん悲惨になるしね。無理すぎる。

で、常にハードルを飛び続けるとなると、怠惰な人間の一人暮らしにおいて重要なのは、クオリティを多少犠牲にしてでも行動ハードルをひたすら下げ、とにかく立ち止まらない、サイクルを止めない、ということが最優先になる(と、個人的には思っている)。

なんか最近、"To Small To Fail"というフレーズをどっかで見た気がする。
大きくなりすぎて潰せない大企業をさす"To Big To Fail"をモジったもので、失敗しようがないくらいタスクをシンプルに、小さくする、というような意味だった気がするけどググっても見た記事が出てこなくて記憶が曖昧である。
けどまぁ、だいたいそういう感じのことが重要っぽい。

幸いにも、怠惰ではない人々の熱心な開発のおかげで現代文明はかなり便利な感じに進歩しており、暮らしのハードルを下げたりお金で解決する方法に溢れている。
Amazonを使えば、これまで一般流通では買えなかったような業務用の食品なども翌日(※地域によるけど)には届いちゃう。超便利。配送業の人とか関連している色々の人たち、ありがとうございます。

では本題。こっから下は、その運用ハードルを下げ、生活サイクルを維持するためのポイントです。

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ポイント1:すべてを「捨てる」に集約させろ

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早速、というか、個人的にはこれがほぼ9割なんですけど、もう、これです。
怠惰な人間が人間らしい暮らしを維持するためには、すべてを捨てる行為に集約させる、ということに尽きる。
例えば皿を洗う、とか、ブラシで換気扇を掃除する、とか、なんか水洗いする、とかそういうのをすべて「捨てる」で終わらせてしまう(=運用ハードルの低い生活環境を作る)という感じ。

ちょうどこれ書いてる時にタイムリーにこんなん見つけたので置いておきます。書きたいことのほとんどはここにある通り。
っていうか、下手すりゃこれ読めばこのnote要らなかったかもしれない…。でも途中まで書いちゃってたので…できればどっちも読んで…。

汚部屋に住んでたアラフォー独身女がなんとか掃除できるようになった

まあ当たり前すぎることではあるんですが、人間が生きていれば色々物が出てくるわけです。普通に食べ物とか買い物の後のゴミもそうだけど、ホコリとか髪の毛とかそういうのまで含め。
この色々出てくる物は当然すべて部屋に溜まっていくわけで、これを唯一部屋の外に出す方法は「捨てる」しかない。(メルカリで売るとかは別にして)
そんで塵も積もれば~の逆で、一日ちょっとずつでも捨て続ければだいたいどうにかなるので、捨てる行為を細かく分けてタスクを立てれば達成ポイントも作りやすいです。

ということで何度も繰り返しますが、怠惰な人間はまずあらゆる行為を捨てるに集約する捨てるまでのステップを最短にすると良いと思います。
環境問題?SDGs?節約志向?そういうのは怠惰ではない人間に任せろ。
掃除?整理?収納?捨てれば全部解決する。
こだわり?オシャレ?丁寧な暮らし?まずは怠惰を直してからやれ。

<具体的なポイント>
・使い捨てのものを使え
コップや箸を洗わず溜めがちな人(自分も)は大人しく使い捨てのものを活用しろ。
シンクに置いてあるコップや箸はやがて当然の風景になり、部屋の平均散らかり度数を引き上げ、他の箇所の散らかりに繋がる。部屋は死ぬ。
炊飯器とかもどうせ洗わないなら諦めてパックのご飯にしろ。
っていうかそれ以外も、基本使い捨てできるものを買え。レトルトは神。
 -おススメの割りばし
 -プラカップは業務用がコスパよい。普通の用途だと~300mlくらい

・一番少ないやつを買え
もうね、一人暮らしで何かを使い切るの、無理です。不可能。
調味料、無理。デカいジュースとかジャム、不可能。気づいたらダメになってて、でも残りすぎてて捨てるには罪悪感が発生し、放置し、お前の部屋は死ぬ。
大人しく一回使い切りのやつとか、一番少ないやつを買いましょう。足りなくなったら増やせばいい。
ジャムとかも、ホテルとか給食でみる使い切りのが買える。料理にはちみつ使う~とかの場合は使うのを諦めるか小分けタイプもある。
まあ、あんまり普段食べないものをたま~に食べたくなった場合、外に食べに行く方が結果的に良い気もする。俺はそうする。

・フィルター、ネット、コロコロ、クイックルワイパーをいっぱい使え
前2つは、ダイソーとかに売ってる換気扇フィルターとか、排水溝ネットとかのことね。
これらは、掃除→捨てる に作業を変換できるアイテムなので、洗うための手間やブラシ、洗剤などを排除できる。
ワンルームとかじゃない場合、コロコロは2,3個あってもいい。トイレとか風呂場に置いておけ。ゴミ捨てのついでに周回して1コロコロ→そんまま袋に放り込め。

・専用アイテムを(あんまり)買うな。
これは自戒です。ドラッグストアとかいくと、専用の洗剤とかいっぱいあって買いがち。調味料も専用多いね。で、使わなくなりがち。溜まりがち。死にがち。
基本的に、似たような目的なら同じもので解決するのがいい。掃除関連はだいたいアルコールスプレー&キッチンペーパーでどうにかなるし、日常的な補修や補強は大体マスキングテープかガムテープでいける。

・ゴミ袋は一番小さいやつとデカいやつ二種類買え

これも上のやつと一緒で、1人暮らしのゴミ袋なんて一番小さいのでいい。捨てる頻度を高めろ。
小さいゴミ袋の利点は機動力にもある。一度袋を縛る前に、トイレとか風呂とかキッチンに持って行き、ついでに捨てられるものがないか探せ。
デカいやつは滅多に使うな(溜まるまで捨てたくなくなるので)。けど、ちょっと大きめなゴミが出て小さい袋に収まらない時とか、溜めたくなる心理を逆手に取って家中のもう捨てられそうなものを一緒に詰め込むといい。

・ゴミ捨ては量基準ではなくカレンダー基準でやれ。
まず何ゴミが何曜日なのか把握して、ゴミ袋が溜まっていなくても毎週捨てる(そのために小さい袋を使う)。ペットボトル1本とかならやむなしだけど、最低3本あったらスカスカでも捨てる、とか目安を決めておくといい。
カレンダー基準で捨てることで、例え一回分捨て忘れたとしても致命的な量にはならないし、一回の労力がかなり減る。
ちなみに、地域によると思うしあまり大きな声で言えないけど、ゴミの集積場が剥き出しじゃなきゃ前日の寝る前とかに出す方がいいと思う。朝起きて8時までに、バタバタのなかゴミ捨てを完遂する難易度は結構高い。

・(できれば)ゴミ捨てしやすい地域・物件に住めるといいね
分別が楽な地域とか、24時間 種類を問わずゴミ捨てできるマンションとかがベスト。じゃなくても、ゴミの集積所には近い方がいい。遠い場合、お前の部屋は毎年冬に死ぬことになる。

ポイント2:できるだけ家の中で完結させる

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これは人によるのかもしれないけど、基本的に外に出る行為が生じる家事ってかなりハードル高いんですよね。家でほぼTシャツ&パンツで過ごしてるからかもしれない。買い物とかは当然だけど、洗濯を外に干すとかも、一応服をちゃんと着るという工程が発生するので個人的にはかなり嫌。

なので、できるだけ家のなかで完結させたい。
その点、現代は通販とか家電とかが発達しすぎていて、マジですごい。昔の人ってマジでAmazon使わずに生きていたんですか?考えられへん…。

はい。では家の中で完結させるにはどうするか、これはもういたってシンプル。
通販と家電の酷使。ザッツオール。

<具体的なポイント>
・消費財は無くなったその場で買え
一人暮らしだと、消費財の切れるスピードが遅い&バラバラ過ぎて、把握と管理で脳みそのリソース使うんだよね。
もう、パシリのつもりでAmazonを使え。あ、洗剤切れたな、という瞬間にスマホで注文しろ。自分の重い腰を上げるの待ってて買い物が週末になったりするより、配達にかかる1~2日の方がかえって早かったりする。
※Amazonプライム登録と段ボールカッターは必須。段ボールは玄関で開けてそのまま捨てにいけ。

・定期便を使え
Amazon、ロハコ、楽天、なんでもいいけど定期便はいい。って思ったらロハコの定期便は3月で終了するらしい。定期便ならAmazonかな。
定期便はオトク、とか、買い忘れ防止、とかはどうでもよくて、自分のルーティンを崩す余計な選択肢を消せるからいい。毎日の飲み物に悩むことから解放されろ。
個人的にはミネラルウォーター、レトルトのご飯を定期便してる。人によってはプロテインとかサプリとかコーヒーとかもあり。

・(できれば)衣類乾燥は屋内で完結させられるとはかどる。
おれは浴室乾燥がある部屋にしか住めなくなってしまった。部屋干しハンガー+衣類乾燥機でも、ドラム式洗濯乾燥機でもなんでもいい。選択は自由だ。洗濯だけに。

関連して、布団乾燥機もいい。ダニ駆除運転をかけて、掃除機でガーっと吸い取るべし。布団を外干しできる自信がないやつは全員買った方がいい。冬は布団温め運転とかもあるし、夏も重い布団がパリパリになる。最高。
最近はマット不要タイプが主流になってて、さらに怠惰に優しくなってる。
(我が家は象印のコレを使ってる)

ポイント3:収納はしない

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まあポイント1と若干被る。収納って響きはいいんだけど、だいたいの場合は収納=物とスペースを殺すことと心得るべし。
収納したものは使わないどころか、収納したことに安心して放置が長引き、やがて使いようのない状態になりがち。スペースも無駄だし、部屋の一角に、頭で管理しきれていない(何が入ってるかきっちり把握できてない)空間があることで、生活サイクルを回すモチベーションを下げる

これも最初の方に貼った匿名ダイアリーに書いてたけど、収納グッズは基本買わない買うときは必要性に駆られてから大きさと何を入れるかをきっちり検討してから買う、捨てやすいやつを選ぶ、を意識する。収納アイテムで散らかるパターン、マジで多いと思う(うちの母親)。

でもやっぱりまずは、捨てるとか売るとかで検討すべき。どうしても捨てられないけど普段は使わない、というものなら、宅配型のトランクルームサービスを使うのもいい。(サマリーポケットとか、個人的にはminikuraが良いと思う。今のところどっちも使ってないけど)
ちょい手間だけどメルカリとかもあるし。現代日本に生まれてよかったね。

そうはいってもどうしてもある程度の物は発生してしまうので、そういう時は箱モノの収納アイテムじゃなくて、物を配置可能なスペース自体を拡張するといい。
要は、押し入れとか棚のなかじゃなくて壁とか隙間を使う。
そう、ディアウォールですね。最初だけちょっと大変だけど、賃貸なら超便利だと思う。社会人なってからの最初の部屋で使って気に入って、直近の引っ越し後も再度構築しました。今もツーバイ材注文してて拡張予定。

ポイント4:気持ちの問題もある

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汚部屋時代を思い返すと、というか今もたまに部屋が散らかる時期のことを考えると、まあ結局、気持ちとかの部分は割とある。
体調不良、仕事の多忙、精神的な疲弊 とかで生活を上手く回すことに費やす脳みそのリソースが足りてない時に部屋の状態は悪くなりがちだし、それで更に効率悪くなったり気分が上がらなかったりしがちである。

そういう、手が回らない時に別段無理して生活サイクルを維持する必要もないですが、「脳のリソースの問題で部屋が散らかることがある」ということをちゃんと認識しておくと、多忙や疲弊が落ち着いたタイミングで「今なら元の状態に戻せるな」というリカバリーに踏み出しやすくなる

あとは例えば好きなものを部屋に飾ることで気持ち的に散らかしにくくするとか、眺めたり触る頻度が多いものを部屋のいろんなところに配置することで、こまめに全体の状況(よごれ具合とか)が観察できるようになる、とかもある意味ハックなのかもしれない。
ちょっと高めのものを買う、とかも精神的に効果ある。

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はい。まあまあ長くなりましたが、結論は一番最初に書いたことがほとんどですので特に繰り返しません。

オチ無しですが、自分用メモなところもあるのでご勘弁を。誰かの参考になればよいで~~~~~す(飽きた)。