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ネルソンに天沢聖司くん...?

クラスに天沢聖司くんがやって来た!!

というのは冗談で、かなり前になりますが地元のバイオリンメーカーの方がクラスにゲストスピーカーとして来てくれました。

とても繊細で鍛錬された技術と忍耐力が伺える彼の作品はまさにアート・芸術そのものでした。

作業の約95%以上は手作業で仕上げるらしく、年に約3本くらいしか作らない(作れない)そうです。

クライアントはカナダだけでなく、ニューヨークなどアメリカやアジア、日本、ヨーロッパにも及ぶそうです。

職人さんが丁寧に説明してくれました。
様々なハンドツールやテンプレートを駆使して作り上げます。

生徒に対する彼のスピーチはとても印象的でした。

「ものづくりをする人は自分が作りたいモンだけを作って、それをクライアントやお客さんが気に入らないと文句ばっかり言う人が多い。そうではなく一番大事なことはとにかくいろんな人に会って、彼らが何を欲していて、何を必要としているかをよく聞くことである。そしてそれに見合ったものを作り上げていく。それが職人です。私のバイオリン作りのスタートはとにかく人と会うことから始めました。皆さんもいろんな人と出会って、その方々から学んでください。」

見た目も年齢も天沢誠司くんとはかけ離れてましたが、人としてとても素敵な方でした。


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