アジリティ練習はシンプルなものから
こんにちは!
コンディショニングコーチの寺田です。
今日は『アジリティ練習はシンプルなものから』というタイトルで書いていきたいと思います。
少し専門的な内容でジュニアスポーツに関わる方向けに書いていますが、
分かりやすくお伝えできればと思います♪
アジリティで子供に勝てない理由
少し前の記事で『アジリティサーキット』についての質問にお答えしました。
一つ目の記事で
アジリティは『素早く動ける、方向転換をできる事』と書きましたが、
これは子供達の方が優れている事が多く、
小学校高学年ぐらいのすばしっこい子供に大人が勝つのはなかなか難しかったりします。
実際、私もアカデミーで子供達と鬼ごっこをする時などはかなり本気に追いかけないと捕まえる事ができません(笑)。
50mを走ればまだ負けませんし、
アジリティの練習もしている、
スクワットなどで下半身を鍛えている大人(おじさん)がなぜ勝てないのか?
いくつか理由はあると思いますが、一番大きいものは『体重と体格の差』だと思っています。
子供達の方が体重が軽い分だけ素早く動くのに必要な筋力が少なく、
体格も小さいので重心の移動もしやすいからです。
では、同じ様な身体の感覚で身体が急激に大きくなった子供に何が起こるでしょうか?
身体と感覚のズレ
成長期の子供は1ヵ月に1㎝以上身長が伸びたりする事もあります。
そうすると成長痛などと言われる身体の違和感ももちろん出てくるのですが、
自分の感覚よりも手や足が長くなったり、
重心が高くなったりする事で身体の感覚のずれが出てきます。
これが最近言われる『クラムジー』と言われるものですね。
身体の感覚がずれてくるなかで細かな技術練習をずっとしていると、
感覚が違うから上手くいかない。。
上手くいかないからコーチに怒られる。。。
コーチに怒られるから楽しくなくなる。。。。
なんて事も起こってしまうかも。。。
そんな事もあって
『子供の時のスポーツ技術完成度は8割ぐらいが良い』
とも言われたりします。
シンプルなアジリティが◎
アジリティから話がずれてしまいましたが、
これはアジリティでも同じです。
手足が長くなって、
重心も高くなって、
身体の感覚はズレているならケガをしそうな気がしますよね。
なので、もともとアジリティ(すばしっこさ)が大人よりもある子供の練習はシンプルなものが有効です!
・走って止まる
・走って切り返す
・ジグザグに走る
・左右へのシャッフル
などなど。
珍しいものでは無く、
シンプルなものをスピードをつけて行う。
シンプルなものを集中して行う。
そんな風にすると良いかなぁと思います♪
まとめ
子供達に鬼ごっこでなかなか追い付けなかった事から色々考えてスタートした今回の記事(笑)。
アジリティトレーニングをさせたいなぁという方は『シンプルイズベスト』で取り組んで頂ければと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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編集後記:
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