『スキル』の為の『声掛け』について
皆さん、こんにちは!
コンディショニングコーチの寺田です。
グラウンドやフィールドでの練習中によく聞く
『もっと腰を回すんだ!』
『周りを見るんだ!』
『肘を上げて!』などの
『あるスキル』に対するコーチやトレーナーの声掛けや指導。
よくある言葉ではありますが、
では具体的にどうやったら
もっと腰を回せるようにできて、
周りを見れるようになって、
肘を上げることができるのでしょうか?
そもそも、どうすればそのスキルができる様なるのかを具体的に伝えることは良い事なのでしょうか?
今日はそんな『スキルへの声掛け』について思うことをつらつらと書いていきたいと思います♪
教えないvs教える
世の中には色々なコーチングの方法があり、
そのコーチに合った方法やその選手に合った方法があると私は思います。
なので、あまり具体的にどうするかは教えずに『感覚だけを伝える方法』もあれば、
細かく動きがどうなっているかを選手に伝えて、
目指すべきものとの差を修正していく方法もあると思いますし、
それぞれの方法がその選手に合うこともあれば、そうで無い時もあると思います。
なので、一概に『教えない事』と『教える事』どちらの方法が良いとは言えないと思いますが、
どちらにしても『全然教えない』『教え過ぎる』事はよくないでしょう。
全然教えなければ、(初めたばかりの選手であれば特に)上手くいかない事にいら立って楽しく無くなってしまったり、
変なクセがついてしまうこともあると思います。
また、教え過ぎる様であればそのコーチの感覚や理解を選手に押し付ける事につながり、
自分であまり考えなくなってしまったり、やらされている感が出てしまって楽しく無くなってしまうこともあると思います。
どちらにしても『過ぎる』という事がポイントでその加減を見極めるのが大切だと思います♪
具体的に伝える事は良い事?
では、冒頭で書いた様に
『具体的にこうすれば良いよ!』
と伝える事は良い事でしょうか?
私は『良い面は多いけど、悪い面もあるのでは?』と思っています。
例えば、タックルの練習をしていて
『もっと低くタックルしなさい!』
と言われるだけでは足元に飛び込んでしまうかもしれません。
しかし、
・具体的にどこを狙うのか?
・どんな姿勢でいくのか?
・どんな足の運びでいくのか?
・低くくてもどんなタックルはダメなのか?
こんな事を伝えると求めている事への理解は深まりますよね♪
理解が深まればスキルをする時に気を付けるポイントも明確になり、
向上しやすいとも思います。
『具体的に伝える事』の悪い面?
ここまでを読んでいると『具体的に伝える事』に悪い面は無いように感じますよね?
私もメリットの方が多いとは思いますが、
『教え過ぎになりやすい』というデメリットもあると思うのです。
今、選手のスキルはどうなっているか?
コーチ(自分)はどうして欲しいのか?
それをできる様にするためには(選手は)どうすればいいのか?
これらは良い情報ではありますが、
良い情報も多すぎれば雑音になってしまいます。
情報は相手が受け取る準備ができていて、
相手の受け取れる容量を超えない事が伝わるポイントです。
そこを見極めることが難しく、教え過ぎにならない様にできると効果的になると思います♪
まとめ
結局、どんな声掛けがいいんだよ!っと言うような声が聞こえてきそうな
今回のnote記事ですが、いかがだったでしょうか?
コーチにも伝え方の得手、不得手があり、
選手にも受け取り方の得手、不得手がある。
『バッとやって、ドーンと行けばいい!』
で伝わる選手もいれば、そうで無い選手もいます(笑)。
相手に一番効果的な伝わる方法を考えて、必要な量を伝える。
それが大切だなぁとグラウンドでのコーチングやオンライン個別トレーニングを通して最近感じています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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編集後記:
やっと今週からアカデミーもスタート!楽しみです♪
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