20歳高卒自衛官が大学を受験する話 合格発表編(part5)

1、関学を訪れてみた

神崎昴です。皆さんおはようございます。本日は3月22日。なんと気温は25℃まで上がる予定らしいです。とても3月とは思えない。

夏やんもう。

最近の気温の変動があまりにも激しすぎてもう体調を崩してしまいそうです。

今日は西宮方面に用件があったので、こっそりと関学の上ヶ原キャンパスを見に行ってきました。春休み中ではありますが、ちょこちょこ生徒は散らばっていました。びっくりしたのが、

すれ違う子すれ違う子みんな可愛い。想像を絶する可愛さなんです。

別にそれ目的で関学を目指していたわけではありませんが、18、19歳の間、2年間駐屯地にぶち込まれていた私にとってはあまりにも刺激が強すぎました。ここは僕にとってまさに

天国としかいいようのない環境です。おそらく日本で最も天国に近い場所と言っても過言ではないでしょう。校舎もめっちゃ綺麗やし。なんだか夢を見ているような気分でした。

僕が徴兵されてる間、日本の防衛のために18、19歳のすべての生活を自衛隊に捧げている時、私の同年代の関学生はこんな天国みたいなところでキャンパスライフを謳歌していたわけです。ああ、、、なんだか許せなくなってきた笑


2、受験当日を終えて


さて、前回のPartでは試験当日まで行きました。いよいよ受験当日を終えた神崎昴であります。もちろん手ごたえもそこまであるわけではなかったですし、そもそももう一年予備校に通ってから本格的な受験をする予定だったので、気持ちを切り替えて、

さあ、ここから俺の受験生活が本格的に始まるぞ!

そんな気概をもって駐屯地へと帰隊しました。ここで落ちたらもう世間的には3浪扱い。どうせなら早慶あたりでも目指してやるか。と、これから始まるであろう浪人生活に対するモチベーションは高く抱くことができました。ひとまず、やるべきことは基礎です。世界史もまだ半分程度しか終わっていなかったし、英語に関しても英単語も全然覚えきれておらず、国語に関しては正直なところ基礎的な漢字、慣用句、四字熟語など、まだ全然覚えきれていない状態でした。しかしながら、こういった知識は受験が終わっても基礎的な教養として僕の人生を助けてくれるだろうし、これからどんどん賢くなっていけるんだなあと考えるとワクワクしてたまらなかったです。

3、自衛隊生活最後の訓練へ

一旦受験は終わり、いろいろ落ち着いた私は3週間ほど自衛隊生活最後の「訓練」にいくことになりました。あまり詳しいことは書けませんが、今回の訓練は我々の部隊がメインの訓練ではなく、あくまで「通信支援」という任務であり、正直なところそこまできつい訓練ではありませんでした。アンテナを建てて、通信回線が構成し、訓練が終了後通信回線を撤収さえすれば、もう任務完遂です。じゃあその間何をするんだと、みなさん疑問に思われるかもしれません。そうです。

何もしないのです。

いや、撤回します、、何かあった時のためにいつでも動けるよう待機しておくのです!もちろん雑用だのなんだので召集されることもありますが、基本的には何をするかは人それぞれです。ひたすら携帯でオンラインゲームをする人、ひたすら筋トレし続ける人、僕のようにひたすら単語帳と睨めっこする人。お陰様でターゲット1800はその期間中に全制覇することができました。そうして廃人生活を送っている間に、2月17日がやってきました。なんの日かお分かりでしょうか。そうです。

合格発表です。


合格発表は訓練中に迎えることになりました。ちょうどその時私は自衛隊の中型トラックの後ろに訓練資材と共にぶち込まれ移動している最中でした。あまり注目されたくなかったので、誰にも言わずこっそり、深呼吸をし、UCARO(大学の合否発表の際使われるアプリ)の画面を開きました。


あれ、開かない

真っ白な画面になったまま固まってしまいました。まあそれも仕方のないことです。世間は大学合格発表シーズン。おそら全国各地の受験生が一斉にUCAROを開いたのでしょう。

さあリベンジです。30分くらい経ち、もう一度深呼吸をし、天に向かって手を2回叩きました。

さあどうなるか!!結果は!!!



     補欠



この2文字がスマートフォンの画面に写し出されました。


正直なところ普通に嬉しかったです。どう考えても無謀な挑戦だったので、互角に戦うことができたというだけでも個人的には満足でした。しかしながら、ここから恐ろしい関学の焦らしプレイが始まる。「生き地獄」が始まるということはまだわかりませんでした。

さて果たして神崎昴は繰り上がるのか!?

結果は、、、次のpart6までのお楽しみです。

すいません、またサボりすぎて4月になってしまいました。




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