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2020年をデジタルでふりかえる

この記事は「GYOMUハック/業務ハック Advent Calendar 2020」の記事として書かれています。


コロナとの戦争がデジタル化を進歩させた


今年は2月くらいからのコロナウィルスの感染拡大により急にリモートワーク化した会社が多かったと思います。かたーい会社でもしぶしぶリモートワークを行うにあたって今までは導入など論外と思われていたTeamsやSlack、Zoomなどのコミュニケーションツールの導入が一気に進みました。まぁ東京オリンピック対策で若干は検討されていた関係で、まぁまぁ多くの会社は少しは準備していたので思ったよりもスムーズにそういうツールに移行できたと思います。活用しきっているかどうかは別にしてですが・・・・

もし同じことをフツーの時に導入してもきっとものすごい抵抗勢力が現れて四面楚歌になって導入を進めたい情シスとか業務ハッカーの人たちが死ぬ目にあったと思います。「そのツールを導入した時のROIを具体的に説明せよ」とか「仕事中遊ぶ奴がでたら、どう責任を取るとるつもりだ」・・・・考えてみただけで恐ろしい。幸か不幸か、それらはコロナのおかげで未然にふさがれ、デジタル化かかなり進んだというのは事実です。

科学は戦争で進歩する

よくない事が起きる反面、世の中が進歩する。この状況がITの世界で起きたのがまさに今年・・・・2020年です。

苦境は必然を生み、必然は進歩を生む・・・そういった事が今年は起きました。元々デジタル化が進んだ会社にいる人にとってはばかばかしい話ですがトラディッショナルな会社に在籍している人から見たら、ありえない進歩が実質3か月くらいの間で起きたのが今年の前半です。


もうもどらない・・・よね


しかしながらいったんコロナ騒ぎは収束の方向に向かいました。意外にショックなのが、緊急事態宣言解除をうけてにテレワークをやめた企業が2割以上いることです。自分の職場でもリモートワークになって効率が上がったという意見が過半数を超えましたが、そうではない会社さんも多かったのですね。通勤しないでもいいというだけでも時間も体力もかなり失われなくなり、いいところはいろいろあると思うのですが、そう思えなかった会社がたくさんあるという事ですね。・・・ちょっと悲しい。

テレワークをやめた会社とコミュニケーションツールの活用具合の相関関係をだれか調査してくれないかなぁ・・・・

しかしながらいま日本はコロナの「第三波」を喰らっています。いったんリモートワークを辞めた会社ももう少しで再開せざるをえなくなるでしょう。ざまーみ・・・・もう一回のチャンスですね。

せっかくデジタル化したんだから、もうもどらないでほしいですよね。


ここからの差

あるセミナーでこういう話がありました。コロナによる業績悪化でIT費用も削減してしまった会社と、業績悪化をITの力で費用削減をして乗り越えようとする会社で・・・これから差が出る・・・といった話です。

まぁそこまでの話ではなくても導入したSlackやTeamsをただの内輪の「チャットツール」程度で終わらせるか、人と人、人とIT、そしてお客様やサプライヤーとの間のコミュニケーションツールにまで発展させるか・・・そのあたりがいろんな差を生んでいくと思われます。・・・・いつもなら失敗は許されない企業でも今なら失敗は許されます。今をチャンスととらえていろいろチャレンジするのが業務ハッカーの役割だと思います。特にデジタル化に消極的だった会社にとっては今しかありません。

黒船(コロナ)が来た時なのです

・・・まぁがんばりましょう。



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