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RPA勉強&LT会!RPALT vol.25~本気で学ぶDXとRPA~ 最速イベントレポート

2020年10月29日(木)、今日はRPAコミュニティのイベントRPALT vol.25です。今回はスペシャルなゲスト!RPAしくじり先生としても有名なディップ株式会社進藤さんが登場のスペシャル企画です。しかもちょうど幕張メッセで開催されている「Japan IT Week」での登壇直後という熱気にあふれた企画です。進藤さん亀田さん、忙しいのにありがとうございます!


今日はいつもと違ってセミナーオンリー形式でのセミナーを用意しています。「いちばんやさしいDXの教本」を出版されたことを記念して、この書籍の著者からたっぷりとDXについて教えていただきましょう!という企画です。

改めて本日の講師を紹介します。ディップ株式会社、亀田重幸さん (左), 進藤 圭さん (右)です。


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RPAコミュニティMitzさんのコミュニティ紹介からです。(下の紹介分入れたので省略します!)

今回は25回目、今回のテーマはDX!本をプレゼント用にいただけそうなので、というちゃっかりとした動機(?)の回です。


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いよいよセミナー開始です!

太字の・・・・のところは自分の感想です。敬語とそうでないのが混ざって読みにくいですがご容赦願います。徐々に直します


セミナー1 RPAからはじめる、いちばんやさしいDX

最初は進藤さんの話から始まります。まずはディップ株式会社の紹介です。バイトルで有名な六本木の会社でRPA化やDXの支援のほか、投資支援とかもやってます。いままで50以上のRPA導入の現場を見てきた経験からのセミナーです。


講演をするとRPAうちでもできますか?DXうちでもできますか?・・・こういう質問が多いとの事。DXというと海外の話とかビジネスモデルの変革の話のように雲の上の話になりがち、しかしそういう話はしなくて、「あなたにもできるDX」の話。

・・・・この時点でムネアツです

DXはこの三点が大事。いきなりDXを目指さない。RPAからなしくずしにデジタル化。ITで会社の強みをのばすのがDX。

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いきなりDXを目指さない・・・いきなりDXを目指すのは素人がいきなりオリンピックに行くようなもの。まず目の前にある数分のちいさな業務からRPAを導入する。しかもRPAとは言わず「業務改善」と呼んで導入の敷居をさげる。

新しいことを始めるには仕事を無理やり変えずまずとにかく始めることが重要、上段に構えず、経営者の目に触れないくらいの小さい予算で始める。仕事の流れも変えずにまずは小規模の業務改善から手を付けて、やってみて成功してから周囲の反応を見る。そして改善はすべてRPAでやろうとはぜすに、いろんなアプローチを考える。たとえばやめてみるとか。・・・・そっとやめてみる、やめて怒られたら再開すれば良い。要らない仕事は結構ある。

・・・これ、あの札幌をにぎわせている長谷川さんが「ダマでやる」と言っていた事と真意は同じと思いました。グレース・マレー・ホッパーさんの「許可を取るな、謝罪せよの精神」ですね。


RPAからなしくずしでデジタル化・・・・まずアナログのデータを少なくすること・・・OAでもいいからなんでもいいからアナログをデジタル情報に変えていく、デジタル化が第一歩なので手段にこだわらずRPAもOAかもミックスでいいからとにかく行う。自社の段階に合わせて背伸びせずにデジタル化を始めることが大事。

結論としてはカロリーのかかるDXから始めないこと。さっさとデジタル化をするのが大事。

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しかし経営者からは工数削減はなかなか評価されない。それならば、いっそのこと社内よりも社外で評価されることを考えてみる。黒船の力を借りる。社内広報よりも社外広報を!

そしてITよりも現場が目立つようにしくむ・・・そうすることで「私にもできる」と他の現場の人に思ってもらうことが重要。そうやって仕組みを作っていって成果を拡大して、それを評価されるように変えていって、経営を変えていくことが大事。

・・・そうですよね、堅い上司も外からの情報に弱いですよね。

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展開するには全職場にプログラマを派遣なんてできないので、現場に教えて現場が勝手に広げる仕組みを作る・・現場が始めようと思った時にとっかかれる技術と先生などの仕組みを作ること。そして現場にITが現場を巡回して、変えていく力を現場に渡してゆく。

・・・・やってあげるRPA化って行く末はリストラですよね。現場主導で現場の人をを生かすDXがいいですよね。

・・・・そしてITが現場に行く・・・これは某トモオカさんの言葉。現場に聞くな、現場に溶けろ


そして、それから業務全体に目を向ける


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まずはRPAで全部やろうとしない。RPAは代行業者に過ぎない。

同じロボット、要望がある・・・それはあるべきシステム化やSaaS導入をするべき事項だとう事、たとえば名刺管理の要望がいっぱいあればRPA化ではなく例えばSANSANを導入するとか。RPAにこだわりすぎないことが大事。

・・・使えるなら、業務ができあがったSaaSを利用してしまうのが近道でスマートですよね。RPAも手段のひとつだという事ですね。


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ITで自社の強みを伸ばすのがDXです。「DXまだおじさん」はほおっておいて、はやい、やすい、うまいから初めていって、自社の強いところを伸ばすことが大事

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DXはビジネスモデルを変えることが目的ではない。フランチャイズのようにDXを進める。アマゾンなどは自社の仕組みを他社に貸し出すことがビジネスモデルでセブンイレブンと本質的に同じ。強みを強化していって気が付いたらデジタルトランスメーションしていたというのがよい。

・・・・これはあの喜多羅さんのイニシャルD理論と同じ!

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最後に進藤さんがなぜこれをやっているのか?・・・これだそうです。

日本のオフィスの生産効率も必ず上がるはずで日本に残された最後の成長戦略です。

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感想ですが、進藤さんの言っていることはDXを自社で実際に進めている先人たちの言葉とものすごくシンクロしていて、聞いていてすごく納得というか・・・・感動しています。間違いない!

最近、自分もいろいろ黙ってやっているのですが・・・勇気もらいました





セミナー2 「RPAを驀進させたDX ディップの事例で紹介」

次は亀田さんのセミナーです

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最初はRPAの課題についての話です。

課題1 広がらない・・・推進チームを作って以来が来るけどさばけない

ITが自分たちでつくってしまうのではなく、各現場組織が自発的に推進する仕組みがポイントで、メンバー選抜して現場を巻き込んだ。アカデミーとか、ナレッジサイトとかでVBAからRPAまで・・・ラインナップを用意した。

作れない・・・複雑なものを作ろうとして作れない

なぜ必要があるのか判断する。そして、なくす、減らす、変える・・・これから考える。RPAだけで変えられないので組み合わせる・・・ハイブリッドRPAのようなもの。そして自分たちの能力を超えたロボットは使用しない。RPA以外にもSaasとかも選択・・・・

作る人の行動を考える、気持ちと課題を一緒に考えて、はやく作れるものが一番いいという話でした。

経営者に評価されない

経営者にはインパクトが少ないと認めてくれない。経営者に相談しないで、小さく先にやってしまう。そしてRPAとデジタル化を同時に進める。

徹底的な現場主義(密着して観察する、いっしょに考える)・・・現場で信頼を得る・・・密着したひとりのために仕組みを作る・・・一人をしっかり満足させてから、周囲に広げていく

・・・・だれか一人を徹底的に満足させるというのは目からうろこです。たしかに中途半端に便利でみんながちょっと不満というよりは、誰かを満足させるほうがやりやすいし、やりがい的にも明確なファンがいるほうが嬉しいですよね。


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RPAを驀進させるDXの使い方。

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現場密着で進めていって・・評価をあげていって・・改善意欲のある現場にしてゆく・・・ディップの場合は営業のモバイル機能で成功した信頼があるので広がっていった。いまでは営業メンバーが開発にジョインして横断組織が誕生している・・・一緒に企画する体制が出来上がってきている。

人が使いやすいものを作って、組織と人を変えていって、それが成果につながる・・・そしてDXの誕生につながっていく


DXの推進ではユーザーになりきろう 主役にしてあげよう

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・・・・感動でした。ありがとうございます。

気がついたのですが、御二方のおっしゃっている事は、偶然にも武闘派CIOの方々の言葉とピッタリ一致している!という事です


途中いろいろ質問があったのですが残念ながら追いかけられませんでした。

ひとつだけ

おふた方に「DXを漢字1文字で書いたら」の質問

だそうです。

みんさんも夢に向かってがんばりましょう。自分も頑張ります。とても勇気の出るセミナーでした。進藤さん亀田さんありがとうございました。





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