見出し画像

【まるッとレポ】ふりかえりカンファレンス講演「ふりかえりと12億の選択」

今日はYoutube動画で復習する日。今回は2021年4月10日(土)に行われたふりかえりについてイベント「ふりかえりカンファレンス」のインプットレーンで行われた蜂須賀 大貴さんの講演「ふりかえりと12億の選択」の動画化公開されていましたので、これを聞いてレポします。

ちなみにテキスト化する理由は単に最近じじぃになって物覚えが悪くなった対策です。・・・もしよければこのレポートを見て「ふりかえり」や「アジャイル」や「スクラム」、そして蜂須賀さんに興味を持っていただければと思います。



Who is 蜂須賀大貴さん

いまは副業 プロダクトマネージャーでアジャイルYoutuberの・・・要約してもいまいちだったりするのでnoteの自己紹介記事やFB、Youtubeチャンネルのリンクを貼っておきます。たぶん今回の講演内容を見たほうがどんな人なのかわかる気がします。

・・・・本題に入ります。

このセッションのアウトカム
・個人のふりかえりの重要性を実感できる。
・明日からの具体的な行動をイメージできる。
・大事な場面でふりかえられるような準備ができる。
・人生における重要な選択で公開しない方法を学べる。

そしてキーメッセージ
あらゆる選択にはふりかえりが伴う。そのふりかえりの場面で後悔しないような準備をしておこう


まず、ここであるプロジェクトのふりかえりをしました。

これです

画像1

この物語の中でで、いろんな登場人物がいろんなふりかえりが行われていますよね。この映画はそのチームの終わりの物語。蜂須賀さんも最近、「FA宣言」をして新卒で就職した会社4を卒業することになったので大きなふりかえりをすることになりました。

チームのふりかえりについては平鍋さん、野中先生、及部さんのこの本の第8章に書かせてもらいましたので、

今日は個人のふりかえりの話



なぜ個人のふりかえりが必要なのか?

・自分自身の内省に生かすことで、人生のこれからのアクションの選択肢が広がる。
・ふりかえりには選択がともなう。ふりかえりの質を上げると選択の質も上がる。

1/2億
パム グラウトさんの言葉

画像2

人間は無意識のうちに毎秒毎2億分の1の無意識な選択をしている。この選択は無意識と言いつつ、何らかの経験が関与しているという事ではないか?

"過去"の出来事を整理して自分の経験として無意識レベルまで浸透させるかが"現在"の選択に影響しその選択の繰り返しが"未来i"をつくる

その繰り返しが2億分の1の選択をよりよいものにして未来を創る。


規模と基幹
選択と振り返りの関係性で重要なのは規模と期間。
赤坂 雄二さんの言葉 考える時間の長さとアウトプットの成果はほとんど比例しない

画像3

一方で対象となる時間(規模)に対するふりかえりの周期は関連し、一週間の仕事のふりかえりには一週間周期、1年間のふりかえりをするには一年周期・・・・長くなると大きな情報量が必要ですが忘れてしまう・・・だから情報を残しておくことが重要

画像4

そしてスティーブジョブスの「ふりかえり」の事についての言葉

画像5

自分の人生の中でこういうことが起きた・・・先を予測して点を繋ぐことはできないけど、気が付いてふりかえってみるとこう感じるもの


僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る。「道程」高村光太郎

画像6

有名な詩ですが、自分の人生を形成しているものは、ふと立ち止まって後ろを見てみた時に出来ていたものがその人の人生であり結果・・・

定期的に「ふりかえり」をしていたわけではないけど、どこかで「立ち止まって何かを思うタイミング」・・・・それも「ふりかえり」・・・・それをKPTなどフレームワークにあてはめるのは「やり方」で、先人たちがやってきたものも本質的に「ふりかえり」


10年間のふりかえりで思い出せるための種

これからの10年のための長い期間のふりかえりをするには10年間の情報が必要で思い出すための種が必要・・・これをどうやって残すのか?

画像7


最近はNotionをつかってライフログを残している。

・・・これを定期的に簡単に出来事と気持ちのふりかえりをしているけど、最近はモーニングノートをしていたり、今日終わったタスクや観た映画や本について残している。都度都度チェックポイントとしてライフログを残す。

モーニングノートのことははこの本。

終わりに書くと強い印象のあったことに偏りがちの「一日の終わりのふりかえり」に対して一日の初めに書くことで純粋な気持ちとこれからやる事を残す事、五感で感じたものをそのままログにする。

エンタメリスト

画像8

インプットしたもの・・・読んだ本とかの、内容とか印象をNotionにメモをしておいて、ブログとか登壇のときに使っている。・・・アウトプットの準備にも必要。

アウトプットしているものは新しく作っているものではなくて、過去に経験したもの。誰かから得たもの(本や他人との対談など)も経験のひとつであり、アウトプットは誰かの道しるべになる。


12憶の選択

ハーバードの先生のバーバラサハキアンさんの言葉
「人が毎日している選択の総数は最大3万5000回の決断と選択」

画像9

その人の経験(からくる価値感)と直感で意識的に行う選択の回数が3万5千とすると一生にするの選択は12憶くらいになる。

この12憶の選択の質をどう上げるか?・・・それまでのふりかえりがどれだけ出来ているかに関係する。

自分の人生のなかのふりかえりは大事でライフログに残しておくことは大事


最後に最近良いなと思った言葉

「誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか。まぁ、後悔の無いようにな。」~加持リョウジ

画像10


12億回の選択を決めるのは自分




最後にこの講演の資料です。(SlideShere)


最後に感想

知識ではなく魂に訴えかけるすばらしいセミナーだったと思います。ふりかえりは本質的にはフレームワークとかテクニックというりも「より良い明日に繋ぐもの」・・・これはチームにも個人にも当てはまって、個人の場合は「よりよい人生の選択をする」ためのもの。

そういえば、なぜ短い周期でふりかえりをするか・・・たしかに一生に一回ふりかえりをしてももはや手遅れですからね・・・・的な話のLTをした記憶がありますが、今日の話は聞いて勇気が出ました。

ふりかえりカンファレンスという場にあった素晴らしい内容でした

ありがとうございました





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?