エルンスト・レーム
この記事は「注目の歴史上の人物紹介 Advent Calendar 2020」の企画です。歴史上の人物で自分が注目した人物を勝手にサクッと紹介します。
誰(一般的な解説)?
第二次世界大戦前夜までのドイツ・ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)幹部。ナチスの政権奪取に貢献したが、ヒトラーと路線対立の結果、1934年に「長いナイフの夜」にて粛清された。ナチスと言えば黒い軍服を着た「ナチス親衛隊」がイメージされるが、彼の粛清まではカーキ色の服の「ナチス突撃隊」が象徴であった。
どこが好き?(もしくは注目)
彼が率いたナチス突撃隊はゴロツキ同然の振る舞いを行うことで有名となり、規律が厳しい感じのナチス親衛隊と別な特色となっていた。それが粛清の口実となったのだが、それが日本の幕末の新選組の芹沢鴨一派暗殺とちょっと重なるイメージなのが気になった点です。歴史は繰り返す観があるエピソードなので気になりました。
有名なエピソード
レームは同性愛者であることを公言していた。ナチスという組織としてはそういうのには反対の立場だったので、扱いは難しかったみたいです。これも彼が粛清される理由にもなりました。基本的にファシズムとかそういうのは異質な者たちを排除する今でいうダイバーシティを忌み嫌うものなので・・・・まぁこういう結果になるんでしょうね。