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書籍紹介: サッカー・コーディネーショントレーニングバイブル

こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeithです。

今日は水曜日なので書籍の紹介。

ライナーズアカデミーのヒントになればっと思って購入した本になりますね。

サッカー・コーディネーショントレーニング
泉原嘉郎著


通じる所が多いサッカーとラグビー

以前の書籍紹介でfootballistaという雑誌を紹介しましたが、
その時も読んでいて感じたのがサッカーとラグビーの共通点でした。

もちろん、サッカーは手を使いませんし、タックルもしません。
ラグビーはヘディングをしませんし、11人でもやりません。

しかし、どちらのスポーツにも似た要素が含まれていますよね。

個人的に一番それを感じたのが
・試合はカオスな状態で状況が一瞬で変わる
という共通点。

また、
アタックからディフェンス、ディフェンスからアタックの切り換えの時がピンチにもなり、チャンスにもなる
というのも似ている点かなぁと思います。

そんな、ラグビーと似た要素が求められるサッカーの為の『コーディネーショントレーニング』の理論と実践を紹介しているのが本著になります。

コーディネーショントレーニングって?

子供の体操教室やスポーツチームでよく言われる『コーディネーショントレーニング』

私自身は大学で専門的にコーディネーショントレーニングを学んだわけで無く、
まだまだ学んでいる途中なのですが、

・自分の身体を巧みに動かす(使う)事

がコーディネーションで、それを鍛えるのがコーディネーショントレーニングだと理解しています。

本著では
・コーディネーションの要素とは?
・どうやって『巧みさ』を鍛えるのか?
・実際のドリルはどんなものなのか?

などについて紹介されているのですが、特に上の2つは学びになりました♪

しかし、ポイントはここから
『必要な要素を分解して、アカデミーの生徒に向けて組み合わせる事』
これは簡単にはいかないと思うのでしっかり考え続けていかないといけないと思いますね。

以前と理解が変わった『リズム』

ちなみに、7つあると言われるコーディネーション能力を簡単に紹介すると

1.定位能力
→知覚の働きで方向や距離を察知して身体の動きやタイミングをコントロールする能力
2.リズム化能力
→リズムを自分の中に取り込んでスムーズに動いたりする能力
3.分化能力
→運動の目的に応じて動きや力の入れぐあいを調整する能力
4.反応能力
→シグナルや情報に対して反応する能力
5.バランス
→バランスを取る能力
6.連結・結合能力
→全身の動きを上手く連動させたり、複数の動きをスムーズにダイナミックに行う能力
7.変換能力
→変化する状況に対して先取りしながら最適な動きをする能力

などがあるのですが、個人的に一番印象が変わったのが『リズム』についてでした。

これまでもウォーミングアップやアジリティのドリルなどでリズム感が
『ある選手』と『ない選手』のどちらも指導したことがあるのですが、

リズム感が無いとただそのドリルができないっというだけでなく、

・プレーの中で相手との距離感やリズムを上手く測れないという事にもつながる

という事が書かれていて、
そういった視点は無かったので『確かにそうかもしれない』と納得しました(笑)。

野球などもそうですが、投手も打者も勝負のポイントは
・如何に相手とリズムを合わせるか、合わせられない様にするか
という点もありますからね。

まとめ

『バイブル』とある様にしっかりとコーディネーショントレーニングの理論などについても書かれていて、
ただ『ドリルのやり方』が書かれているハウツー本とは違う本著。

コーディネーショントレーニングやジュニア選手のトレーニングに関わる方は是非チェックしてみて下さい!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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編集後記:
シーズンもあと3週間を切りました!

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