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書籍紹介: アーキテクト思考
こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeithです。
このnoteでは
・スポーツ現場で働きたい学生/ 専門家
・スポーツ現場で働いている専門家
の方に価値を届けられる様に記事を書いています。
今日は水曜日なので書籍の紹介♪
今回はまさに『今の時代』に求められているであろう事について書かれている書籍です。
構想力が劇的に高まる アーキテクト思考
細谷功, 坂田幸樹 著
![](https://assets.st-note.com/img/1654693245731-MgPOnRxQtU.jpg)
『アーキテクト』とは
タイトルにもある『アーキテクト』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
英語では『Architect』と書くのですが、意味は『建築家』
ただ、本著では別に建物の建て方を書いている訳ではなく、
・建築家がする様に全体の構想から物事を作っていく様に考える人
・全体構想家
を『アーキテクト』と呼んでいて、
(ある)フィールドそのものを更地から想像し、そこにどんなプレーヤーを呼んでどんなゲームをするのかという全体の場を設計する、その為の思考がアーキテクト思考
と書かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1654693011376-NDsjPK3sQQ.jpg?width=800)
0ベースで物事を考えたり、過去の常識に捉われずに考える事がこれからは大切ですよ!っというのが私が本著から受けた印象です。
では、何故『過去の常識』に捉われたり、『0ベース』で考えたりする事がこれからは大切なのでしょうか?
それは世の中が凄いスピードで変化していっているから。。。
知識と経験だけでは危うい時代
コロナ禍で世界の時計の針は10年も20年も進んだと言われたりもしますが、それまで当たり前だと思っていた
・長時間の通勤
・顔をつき合わせてのMTG
などはコロナ禍の影響で
・リモートワーク
・オンラインMTG
にとって代わり、オンラインで『いつでも』『どこからでも』仕事ができて、繋がれる時代になりましたね。
そうなったのも『それを支えるテクノロジー』が凄いスピードで変革していっているから。
そんな変革の時代に重荷になるのが『知識』と『過去の経験』だと著者は言います。
![](https://assets.st-note.com/img/1654693048782-RWKjNOHyaO.jpg?width=800)
・『過去の成功事例』を『知識』として持っている事は過去の延長線上に未来がある時はプラスに働く
・しかし、大きな変革が起きる時の未来は過去の延長線上にない
これは本当にその通りだと思うんですよね。
『昔はこうやったら上手くいった。だから、今回もこうすれば良いんだ』
で上手くいく時ももちろんあるとは思います。
しかし、大きな変化はそれでは起こらないですよね。
また、大きな変化に対応する事もできないと思うのです。
変革期に必要なのは『よそ者』『若者』『ばか者』
と書いてある様に、
常識に捉われずに考える事が何故大切なのかを本著から学べると思います。
『抽象化』できるか
個人的にも課題だと感じていて、本著で大切だと書かれていた事の一つが
『抽象化』
・視点をずらして他社や他業種の事例を自分の事に置き換えて考える事
・『現象だけ』では無く全体を俯瞰して『何故こういう事が起きるのか』考える事
などが『抽象化』なのですが、
これはスポーツチームで『専門家』として働いている身として、
意識して頭の隅に置いておかないといけない事でもあったりします。
何故なら本著にも書かれていましたが、
『専門家』というのは『知識』や『経験』がある為(もちろん必要です)
『できない理由』を考えるのが上手くなってしまい、
『どうやったらできる様になるのか』
という事が考えられなくなる時があるからです。
『昔にやったけど上手くいかなかった。だから、それはダメ』
となりやすいんですよね(自戒を込めて。。。)
そうではなくて、
『何故そうなったのか?』
『では、上手くいくための方法は無いのか?』
という事を考えられる様になるのがとっても大切です。
![](https://assets.st-note.com/img/1654693139638-bN8LackdR2.jpg?width=800)
分かりやすく例を挙げると
・3時間以上練習していた時はケガがめちゃくちゃ起こった。だから、ダメ
で終わるのではなく、
・3時間以上練習が必要なのであればどういった事を練習の前と後で出来るのか?
・2回に分けて練習する事は出来ないのか?
・本当に3時間必要なのか?内容を調整して1時間でももっとハードに効率よく練習できないのか?
などを考えて、提案する事が必要になってきます。
まとめ
今回はアーキテクト思考という著書を紹介しました。
・全体の構想を考えるのがアーキテクト思考
・変革が激しい時代だからこそ、知識と経験に頼っているだけではダメ
・抽象度をあげて、どうすればできるのか?を考える事が大切
といった事について書いてきましたが、なかなか読みごたえがあった本著。
一専門家がチーム全体の事について構想して実行する事はまず無いですが、それでも
『全体にとって何が必要で自分は何をするべきなのか?』という事を考えて『それを自分は人生でやりたいのか?』という事を考えるのはとても大切な事なので、
是非チェックしてみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
このnoteでは日曜日と水曜日に記事を更新していますが、それ以外の曜日も頑張って写真と一言は投稿しています!
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編集後記:
久しぶりに前職時代の同僚や上司の方とお話できる時間が続いていて、
いい刺激を頂いています👏
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