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書籍紹介: いかなる時代環境でも利益を出す仕組み

こんにちわ!

コンディショニングコーチの寺田です。

社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。

今日は水曜日なので書籍の紹介♪ 
今回も私の仕事とは直接あまり関係ない様な内容のものです。

しかし、仕事に直接関係が無いからといってビジネス著を読まないで良いわけでは無いので、
そこの所の考え方も書いていきたいと思います♪

いかなる時代環境でも利益を出す仕組み 
大山健太郎 著 

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いかなる時代環境=危機

本著はアイリスオーヤマ会長である大山健太郎氏の著書。

アイリスオーヤマと聞いて私が一番初めに思い浮かべるのは家電なのですが、実はマスクのシェアが業界一位

そして、コロナ禍でマスクの需要が増えた時に一気にシェアを拡大した様なのですが、タイトルにある『いかなる時代環境』というのはつまり

一般的な会社の危機になるような状況の事。

そんな状況の中でも如何にして利益を出しているのか?という事が本著の主な内容になります。

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具体的な取り組みなどは本著を読んでいただきたいのですが、

大きなポイントは能力の70%で運用しているという事。

効率を最大化する為に資源(施設、お金、人員など)の100%を常日頃から使っているのではなく、
危機が起こった時にすぐに対応できる様に生産能力などに余力を残しておくという事の様です。

その結果、東日本大震災では省電力のLEDライトのシェアを一気に広げた様に、コロナ禍ではマスクのシェアを広げました。

これは言うのは簡単ですが、なかなか難しい事。

何故ならもう少し動かせる余裕があるのに動かさないという事は、
その余裕分だけ売上げが少なくなっているという事ですからね。

常に100万円稼げる力があるのに70万しか稼がない様にしているというのは経営者の心情的には難しい選択だと思います。

ユーザーインから考える

もう一つ印象に残ったポイントが、

商品をユーザーインから考える

という事。

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つまり、使う人はどんなものが、いくらで欲しいのかという事をブレない軸にして商品を考えるというのですが、
これも言うは易く行うは難し。

値段を決める方法にしても普通、メーカーは
何に幾らコストがかかって、どれぐらいの利益率にしたい
という事を積み上げて価格を決めるのに反して、
ユーザーはこれをいくらで買いたいと思うのか?
という事を軸にして価格を決めるのでは同じ金額だったとしても意味は全然違いますよね。

また、ユーザーインで考えなければ要らない機能できるからという理由だけでどんどん足していき、
値段が無駄に高くなってしまう事もあるでしょう。

そうなると売る側の独りよがりになってしまいますよね。。。

自分の状況に置き換える事が大切

ここまで本著の内容をかいつまんで書いてきましたが、トレーニングコーチという『サービス業』の一種をしている私と『商品の製造・販売』をしているメーカーのアイリスオーヤマでは仕事の内容は全く違います。

しかし、こういった書籍でも『自分の状況に置き換えて考える事』がとても大切です。

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例えば、初めに書いた70%の稼働率でいて、危機になったら100%に動けるようにという事は私や他のトレーニングコーチにとっても通じる所。

自分が商品であるトレーナーやトレーニングコーチが常に能力や時間の100%で動き続けていると、
・自分の勉強ができない
・専門的な内容しか知らない、興味がない
・イレギュラーが起こった時に対応しきれない

という事が起こってきます。

また、ユーザーインはどんな仕事の人にも大切な考え方で

・自分の顧客は何が欲しいのか?不は何なのか?

という事を考えて仕事をしていないと、
自分の専門知識をひけらかしたり、
自分がやらせたいトレーニングをさせるだけ
になってしまうかも知れません。。。

まとめ

今回はアイリスオーヤマ会長の大山健太郎氏の著書を紹介させて頂きました。

ガッツリビジネス書であり、トレーニングなどの専門知識とは全然違う内容の書籍ですが、

学んだ専門知識を活かすためにもビジネスの知識は必須。

今後も定期的に専門書以外の書籍も紹介していきますので、
幅広く知識や知見を広げていきましょう♪

最後まで読んで頂きありがとうございました!

このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
書いていきたいと思っています♪

宜しければスキやフォローをお願い致します🤲

編集後記:
ついに今日で今年度のアカデミー練習も終わりです!

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