私が過敏性腸症候群を改善させた方法
【自己紹介】
初めまして!
深見啓太と申します。
私は現在大学生をしながらパーソナルトレーナーとして
クライアントの方に筋トレや食事の指導をさせていただいております。
また、ボディビル競技を高校生からしており、高校3年時の日本大会で
優勝、昨年の大阪大会で三冠、日本大会では2位と言う結果を残す事が
できました。
ここまでの経歴をご覧になられると、過敏性腸症候群とは無縁の人生だと
思われる方もいらっしゃるかと思いますが、こんな僕でも中学1年〜
高校3年生まで過敏性腸症候群に悩んでおり数え切れないほどの苦しい経験をしてきました。
症状がほとんど出なくなった今、自分にできることは何かと考えたところ、今過敏性腸症候群の症状で苦しんでいる学生、社会人の方が一人でも多く
症状が改善し生活の質を高くするサポートをしたいと思い、記事を投稿する運びとなりました。
また心の拠り所となるプラットフォームを作りたいと思い、Note内に
『お腹の不調に悩む人のための学校』というメンバーシップを立ち上げましたので、こちらもチェックしていただければ幸いです。
この記事では過去の自分についてお話しした後に、症状が改善した
メソッドをお伝えし、栄養学的観点での食事内容やセルフマインドの作り方をご紹介します。
ボリュームのある記事になりますが、ぜひ最後まで読んでいただけると
嬉しいです。
【過敏性腸症候群とは】
まず初めに過敏性腸症候群とはどのような病気なのかをお伝えします。
過敏性腸症候群(略してIBS)とは、お腹に腫瘍や炎症がないにも関わらず、腹痛や腹部の張りなどの違和感、便通の異常が数ヶ月以上続く状態のことをいいます。
統計上、10人に1人がIBSに悩まされていると考えられています。
特徴としては、男性よりも女性の方が多い、特に10~20代の方に多い、
年齢を重ねるごとに症状を訴える方が減るという特徴があります。
IBSには『便秘型』『下痢型』『混合型』『分類不能型』の4タイプに
分けられており、男性は下痢型が多く、女性は便秘型が多いとも
いわれています。
詳しいメカニズムは分かっていませんが、ストレスなどの精神的緊張や
食物アレルギー、脂肪分の多い食事やグルテンの過剰摂取、極端に
炭水化物が多い食事など、消化に負担がかかるものが引き金になっている
可能性も示唆されております。
【自身の学生時代について】
私がIBSに悩み始めたのは中学一年生の頃からです。
発症の原因は定期テストだと考えています。
基本的に試験中はトイレに行けず、独特な緊張感漂う教室内、
『お腹痛くなったらどうしよう。』
頭の中はテストの問題ではなくお腹のことばかり、考えたら良くないことは分かってるんです。でも考えてしまう、こうなると負のループです。
案の定腹痛が襲ってきて、我慢に我慢を重ねるも結局トイレに駆け込み、
トイレの中で神様に懺悔する。あるあるですよね。(笑)
回答用紙はほとんど白紙のまま提出していました。
授業中でも関係なく腹痛は襲ってきます。
友達には『すぐトイレ行くなー。』といじられ、笑って誤魔化すも内心
とても凹んでました。
ほとんどの学生が楽しみにしている修学旅行や校外学習、もちろん僕も
楽しみにしていましたが、やはり頭の中には腹痛がいるんです。
『移動中に腹痛が来たらどうしよう。』バスなんて最悪です。
意中の女の子とデートに行く時も、腹痛ばかり気になり腹痛に耐えながら会話を楽しむ、楽しめる訳ないですよね(笑)
こんな感じで私の学生時代はほとんど腹痛を気にしながらの毎日でした。
【学生時代に試した治療】
もちろん、私も様々な治療や薬を試してきました。
IBSについてたくさん調べました。
消化器内科に通いIBSの薬を服用し、漢方も試したこともあります。
低FOD食も試し、IBS専門の自律神経整体にも通いました。
ですが一向に症状は改善しない、本当に悩みました。
腸内フローラ移植(高額治療)を本当に考えたほどです。
【改善方法】
高校3年時、こんな私に転機が訪れます。
ボディビルコンテストに出場することを決めたのです。
授業中にお腹下す奴が大勢の前でパンイチでポージングするなんて
考えられないですし、考えただけでお腹を下してました。(笑)
ボディビルコンテストでは、極限まで体脂肪を削る必要があるため
食事制限を中心とした減量を行う必要があります。
この食事制限が最もIBSの症状が改善した方法だと考えております。
もちろん野菜ばっかり食べる、炭水化物を摂取しないといった
極端な食事制限ではありません。
そしてもう一つ自分の中で大きく変えたことはマインドです。
腸は第二の脳とも言われるほど繊細であり、メンタルヘルスにも
関係してくるため、マインドを正常に戻すことはIBSを改善していく上で
かなり大切になってきます。
今回は私が食事で意識した6つのポイント、マインドを正常に戻していくために意識した点を5つお伝えします。
【食事で意識した点】
1.食事習慣を整える(1日3食以上しっかり食べる)
大前提、意識して頂きたいことは正しい食事習慣を身に付けるということです。学生時代、食事を摂ると腹痛が起こるからと朝ごはんを抜いたり、弁当の量を極端に減らしたりしていましたが、これらは一時的な対処法でしかなく根本的な解決には至りません。また、栄養学的観点から朝食を抜くという行為は、集中力や記憶力の欠如、肥満、自律神経の乱れなど、日常生活に支障をきたしたり、症状を悪化させてしまう可能性のある行為です。長年朝食を抜いてきた方からすると、いきなり朝食をしっかり食べることは難しいと思いますので、バナナを食べるなどからでも良いので朝食を食べることを習慣化させていきましょう。
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