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バリスタとマスターによるプロレス

このnoteでも普段から"コーヒーは重さや温度を計って淹れた方がいい"と言っている私ですが、最近久しぶりにコーヒーを温度計と計りを使って淹れるなんてダサいという趣旨の喫茶店マスターの動画を見ました。素人じゃないんだからと。

自分とは真逆の意見、、ですがそれはそれで大好きです。

職人的なコーヒーマンの姿としてかっこいいなと思うし、コーヒー業界って多様であることこそが大事なので必然こういう路線も必要だと思います。いろんなスタンスのコーヒー屋さんがあるからこそお客さんも自分にとってのベストを探す楽しみも生まれますよね。

このアーティスト的な路線のコーヒーと科学的にアプローチする路線のコーヒーってちょっとプロレスめいているというかお互いの牽制しあっている感じが面白かったりするのでケンカとは思わず楽しんでもらえたらと思います。

ただありえない話ですが、もし業界全体がこの職人的なコーヒーの淹れ方に傾倒したら人手不足は避けられません。

もちろん計って淹れるバリスタだって十分な"学習と経験と実践"が必要なのは言うまでもないですが、計らないで淹れるとなるともっと感覚を研ぎ澄ませる必要があると共に暗黙知に頼ることになります。

自ずと修行期間は長くなり、コーヒーを淹れることのできる人は減ってしまいます。15席の喫茶店ならともかく、ハンドドリップにも関わらず席数が多く営業時間の長いブルーボトルさんみたいなところは到底成り立たないことでしょう。

そういう意味でも計って淹れることは抽出プロファイルという形で淹れ方の共有を早くし、コーヒー業界全体のレベルの底上げに繋がっているのは間違いないのです。

先ほどの喫茶店のマスターにもあまり目くじら立てずに僕みたいなスケールと温度計使ってる子にも優しくしてほしいとも思います☺️(末っ子で怒られ慣れてないから)

ただ最近ちょっと思うのは焙煎にしても抽出にしてもプロファイルという形でいろいろな知見が共有されているし、それだけでなくカフェや喫茶に関することのほぼ全てがSNSやインターネットを通じて共有されているから、良くも悪くもオリジナルなものって見つけにくくなっていますよね。

そういう意味では喫茶店のその人にしかできなそうなちょっと特殊な淹れ方だったり情報の隔絶された感じみたいなのもやっぱりいいよなとか思ったり。

もっとどこか果ての方で“だれも教えてくれないからこんな感じでコーヒー淹れてたけど違うの??”くらいのコーヒー飲んでみたい気もするけど。

ではまた来週☺️

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