土台なしのチーズケーキでペアリング力アップを目指す
前回スイーツのことを書いた流れでちょっと思い出したのですが、カフェニルのチーズケーキには土台がありません。
ベイクドチーズケーキとかレアチーズケーキってビスケットを砕いて下地にするのがわりとお手軽かつ一般的で、他にもクッキー生地やタルト生地を敷いたりすることもあります。(バスクチーズケーキは土台なしが基本みたいです。)
うちのお店でも春夏がレアチーズケーキ、秋冬がベイクドチーズケーキという感じで2種類やっていますがどちらも土台なしのレシピになっています。
でも実は初めにレアチーズケーキを試作をしていたときは基本に倣って土台を作っていたんです。うちのお店はコーヒー屋さんなのでスイーツを作る時はペアリングも一緒に提案できたらいいなぁというのが頭にあって、、試作しながらスタッフとレアチーズは浅煎りのエチオピアとか中浅煎りのエルサルバドルなんかと相性良さそうだよねーみたいな話もしていました。
それでいざ出来上がって味見をしたときにエチオピアと相性抜群!これ美味しい!となったのですが、土台の焼き菓子のところだけなんか今ひとつしっくりこない、、、
そうか土台の焼き菓子の感じに合わせて中煎りのグァテマラの方が合うかな?ということでこっちの組み合わせも試してみたのですが、今度は土台には合うけどレアチーズとはしっくりこない感じ、、、、
さんざん頭を捻らせた結果、土台がなければいいんじゃない?ということになりました。
盛り付けの作業性なんかを考えると下地があった方がよかったりすることもあるのですが、なんかこの”敢えて無い”という感じが個人的に気に入っています。
そこから半年してベイクドチーズケーキのレシピを作る時もこの前例に倣って土台なしで作りました。
ペアリングはというと、レアチーズのほうは浅煎り〜中浅煎りがおすすめで上に載せるフルーツによっておすすめをエチオピアにしたりエルサルバドルにしたりという感じにしています。
ベイクドの方は去年から生地にみかんのピューレを混ぜこんでいて、中深煎りのケニアとかウィンターブレンドが本当によくあいます。
水曜日から期間限定でリコッタチーズケーキも始まります。
お近くの方はぜひ。
もちろんですが今回も土台はありません。(あったらダメなわけじゃ無いけどそうなりました。笑)
ではまた来週ー☺️
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