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ハンドドリップ ペーパーリンスについて

みなさんペーパーリンスはご存知でしょうか。

ペーパーリンスとはハンドドリップをする際、事前にペーパーフィルターに湯通しする動作のことで、別に横文字を使うほどのことでもないのですが、かといって他にちょうどいい日本語も見当たらないのでコーヒー業界では当たり前のように共通言語として使われています。

これをするべきか、しなくても良いのか、、バリスタによっても微妙に意見の分かれるところだったりします。

自分はどうかというと必須ではないけど場合によってやった方がいいという感じで考えています。

そもそもペーパーリンスの目的がなにかというと紙のにおいを洗い流すことなのですが、副次的に器具の予熱や保温も一緒にできるというメリットがあります。
予熱に関してはぜひやってもらった方がいいのでそういう意味ではペーパーリンスはおすすめです。

特に冬場なんかはサーバーやカップが冷たくなっていて予熱なしでコーヒーを落とすとすぐにぬるくなってしまうので、温かいコーヒーを楽しむためにもペーパーリンスが有効です。

そして主目的であるペーパーフィルターのにおいのほうはどうかというと、未晒しと呼ばれる茶色のペーパーの場合はリンスした方がいいです。

これは実際にペーパーにお湯をかけてにおいを嗅いでみるとわかるのですが、未晒しは紙のにおいが強くて抽出したコーヒーからもそれなりに紙くささを感じたりします。

逆に漂白の白いペーパーフィルターの方はお湯で比較すれば若干の差はあるものの抽出されたコーヒーの状態ではほぼ変わらないためリンスしなくてもいいのではと思います。

ただペーパーを製造しているメーカーさんの違いによっても微妙に結果が異なるので、実際にコーヒーを淹れたときに気になるかもと思ったらペーパーリンスするようにしましょう。

ちなみにカフェニルではharioの漂白のペーパーのにおいが気にならないのと、お店だと器具の予熱がカップウォーマーなどでできるのでペーパーリンスはしていません。水回りの導線の都合も大きいのですが。

おうちでコーヒーを淹れるときは未晒しを使うときもあるし器具の予熱をしたいのでペーパーリンスしています。

ということで今日はペーパーリンスのお話でした。

また来週☺️


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