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3種類のアイスコーヒー:急冷式・水出し・アメリカーノ それぞれ違う理想の味わい

最近販売開始したルワンダのナチュラルの豆で水出しコーヒーをつくりました。

中浅煎りのちょっと酸味のあるフルーティーなタイプでドリップで飲んでももちろん美味しいのですが、テスト焙煎の時からコールドブリューにも合いそうだなと思っていたので、いざ作ってみたらすっごい期待通りの味に仕上がって美味しかったです。

せっかくなのでまた暑くなってきたタイミングで提供できればと思っています。

水出しって急冷のコーヒーとはまた違った良さがありますよね。個人的に通常の急冷式のアイスコーヒー水出しのアイスコーヒーって大きい括りでいえば同じアイスコーヒーなんだけどちょっと別物という感じがしていて、細かいことをいうとアイスアメリカーノもさらに別物だなと思ったりします。

なぜかというとそれぞれ目指している味わいが微妙に違うからです。

そもそも水出しのアイスコーヒーに関してはしっかり成分を出すということが難しい。多分小学生の理科の時にやった食塩を水に溶かす実験と一緒で(懐かしい)温度が低いと成分が溶け出しにくいんでしょうね。(きっとそうだと思う)

だから必然未抽出寄りな味わいになります。未抽出とかっていっちゃうとネガティブな表現という感じがしちゃうけど、水出しコーヒーの良さはこの未抽出にあるのです。雑味がなくクリアという表現はある意味未抽出の賜物でもあります。

いつもみたいに濃度と抽出効率を分けて考えるなら

水出しは適正濃度のちょっと未抽出
急冷式はやや濃いめの適正抽出
アメリカーノはやや薄めのちょっと過抽出

というふうにタイプごと別々のゴールがあるように思います。

水出しは先ほども触れた通り濃度感はそれなりにあるけど香りがよくクリアで、水の美味しさまで感じ取れるようなまろやかさがあるのが理想です。

急冷式の場合は水出しよりももう少し濃さがあって酸味と苦味のバランスがよくコーヒー豆の良さをしっかり味わえる飲みごたえのあるものがいい。

アメリカーノは逆に成分がしっかり抽出されていて味の輪郭がはっきりしているけどそこまで濃くないのでごくごく飲める感じ。

こういうのが個人的にいいなと思うそれぞれのアイスコーヒーの味わいです。

贅沢をいうなら初夏はアイスコーヒー、暑くなってきたら水出し、猛暑はアメリカーノがいいかなぁ、、、笑
なかなか3種類全部選べるという店も少ないと思いますが、カフェニルも夏場は3種類あるときもあるのでぜひその日の気分で飲みたいアイスコーヒー選んでみてくださいね。

書きながらアイスコーヒーが飲みたくなってきましたのでまた来週☺️

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