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快楽適応の獣(Beast of the Hedonic Treadmill)
【今日のテディベアニュース🧸📰】
ずっとnoteで下書きのままでしたので少し古い記事ですが、画像をタップしてご覧頂けます(日本語でお読み頂けます)
ノルウェー首都オスロ近郊のシステフォス彫刻公園内にあるこちらのテディベアのオブジェは、ノルウェーの芸術家(彫刻)でFredrik Raddum(フレドリック・ラドゥムさん)による作品です。
記事によると
巨大なテディベアのオブジェは観覧客の人気を集めていて、だけど、その可愛らしい姿の裏には、下敷きになって圧死した人間の足が隠されているという衝撃の事実!
大きな体のテディは、周りを気にも止めず快適な場所に座ってしまったのでした。誰が敷かれて死のうが関係ない。ただ目の前で喜んでくれる人だけを見ています。
テディベアはすでに世界中に溢れていて、世界の至る所で生産され、人気があり売れている。ラドゥームさんは、テディベアを消費資本主義の象徴として表現したそうです。
より大きな慰めと幸福感を得るために、消費を煽り続ける。消費主義の裏側に隠された窒息感や不幸に適応した人々の生活、消費活動を煽り続ける一方で、本当の幸せを見失いがちな現代社会の矛盾。
「消費資本主義の象徴にテディベア」
テディベアを制作し販売して生きている僕が言うのも何ですが、、、あとたまーにまだ購入したりもするので😅
でも、テディベアと窒息感(圧死)で表現する発想がすごいなぁっと思いました。
タイトルについて記事からそのまま引用すると⇩
ラドゥームは、この熊に「快楽適応の獣(Beast of the Hedonic Treadmill)」という名前を付けた。
「快楽適応」とは、いくら幸せな状態でもすぐに適応し、より多くを望むようになる心理をいう。麻薬中毒のように快楽にも耐性があり、ますます大きく強い快楽を求めるようになる。そのため、この熊はあどけない表情を保ち、幸せを続けるためにもっと多くの犠牲を必要とするだろう。
👋🐻ではまた〜
ご覧いただきありがとうございました。
フレドリック・ラドゥムは、難民・移民危機以降、政治的なテーマを喚起し、しばしば探求することで知られています。ラドゥムの彫刻のひとつである「Trans ī re」という作品は人々の注目を集め、その映像は、戦争や宗派対立の影響で移民問題が焦点となっている中東を中心に、世界中に広く伝わりました。
※「Trans ī re」とは「transition(別の状態や場所へ移動すること)」を意味するそうです。
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