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上野

今回歩いたのはJR上野駅の西側、上野公園から黒田記念館、国立図書館・国際こども図書館、東京芸術大学あたり。歩いていたときは猛暑を通り越して酷暑になるのではという暑さでしたが、木々に囲まれた土の中を歩いていると少し涼しく感じられました。




*レンズは超広角


お供のレンズとカメラは HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL LimitedPENTAX K-3 Ⅲ Monochrome という安定の一眼レフモノクロセット画角は35mm換算23mm相当になるので、昔風に言えば超広角レンズです。


広がりが一番の魅力で切れ味も程よく、サイズがコンパクトなので機動力を保ちやすい


*森のイメージ


レンズの広さだけでなく森のイメージを感じるような光を選ぶと立体感を感じやすくなります。


手前は暗く、奥を明るくすると、森の雰囲気が上がる


人を入れる位置で広がりのイメージは変わる


小さな発見を楽しむのも森の醍醐味


*黒田記念館


上野の森を抜けると黒田記念館があります。ここでも最初は森のイメージ。


森の中の洋館。というイメージ


木漏れ日に照らされた洋館


*変化をつける


単焦点レンズの面白さは自分が動いて変化をつけることです。ズームレンズの変化は、画角の変化が主になりやすく、単焦点レンズの変化は、自分が動くので被写体の遠近感を変えやすい違いがあります。超広角レンズはその画角の広さを使って遠近感をコントロールしやすいのが特徴です。


気になった窓をその場所から


その窓に近づいて、遠近感を強調


階段の上から正面気味にスッキリとまとめた



同じ窓でも自分の動き次第で形が変わります。これが遠近感の違いです。

*遠近感のコントロール


次はお隣の国立図書館と国際こども図書館が入る建物に移動して遠近感を意識しました。

建物までの距離で印象が変わる。斜めから少し近づいて遠近感を強調するようにした


きっちり囲っているので遠近感は少し弱め


大胆なバランスで遠近感を強調した
2



下から近づいて、センターを外して遠近感を感じるようにした


窓枠の外の風景を意識したので、ほぼ正面で遠近感は弱め


画角の広いレンズはほんの少し動くだけでも変化が大きい反面、画面の隅などに気を配らないと余計なものが入ってしまうことがあります。動きながらそのバランスを掴むと楽しみが倍増します。

*最後は全体的に


全体的に被写体を捉えるときもポイントを意識します。



森の中のイメージを伝える木を多く入れた


木漏れ日をイメージして少し暗めの露出にした



今回はイメージをまとめるために森の中というテーマにしました。構図をまとめるときのポイントもテーマに合わせます。いつもテーマを決めてからを撮りはじめるのわけではなく、撮影しながらテーマを思いつくこともあります。テーマがあるとポイントが絞りやすくなるので、構図のバランスは決めやすくなります。


書いていることがよくわからない?そんなときは体験しながら直接聞くのが一番


「ケイタとフォトウォーク 上野」(有料)

開催日  2024年7月23日(火)7月27日(土) どちらも11時から

詳しくは 佐々木啓太 にメッセージでお問い合わせください。




また、次回

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