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30代女子、「働くとは?」

今年の春、「花束みたいな恋をした」という邦画を見た。

同じ趣味を持って同じリズムで生きている仲の良い学生カップルが、社会人になり世間の波に揉まれてすれ違い、互いを理解できなくなり、お互いの価値観を摺り合わせようと話し合いなど努力を重ねるものの、結果的には分かれる道を選んでしまう、というお話。

最大の要因は、お互いの働く目的が違ったこと。片方は人生を楽しく生きるため、一方はお金を稼いで生活を支えるため。

自分に合った働き方を選択することって難しい。社会の厳しさに揉まれている間に、自分らしさを失って、振り返った時には未来の幸せへの道標が無くなっていることに気づく。

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私たち20代~30代がよく悩むこと、「自分らしい働き方」
会社に入って10年弱経ち、仕事への意気込みにブレーキがかかる。これから何に熱意を持って日々の困難に立ち向かえばいいのか。詰まるところ、自分にとって「働くこと」とはなに?

私はそこで、自身の人生を振り返ることにした。POSIWILL CAREERを使い、専属トレーナー(永井さん)と力を合わせて、過去を紐解き、未来の在り方を描く機会を得た。

今回は、POSIWILL CAREERワークを通じて振り返ったことをまとめていきたい。大まかに3つのステップで実施した。

1.自分の内面を振り返る


まずは、これまでの人生を理解することに注目した。
幼少期/小学時代/中学時代/高校時代/大学時代/社会人~
それぞれの時代に、何を感じてきたか。何に感動し絶望したか。感情が大きく揺れる時、それは自分の価値観に影響を与える時。その影響がプラスでもマイナスでも、そこから私の心・核が見つかる。

今まで、私は人を否定しない生き方をしてきた。「配慮してほしい」とか「私の意見を否定されたくない」という根本の想いがあるから、人にもできるだけ心を配ったり、人の考えを否定することを避けたり、自分の行動で相手が嫌な気持ちにならないようにするという姿勢を貫いてきた。結果的に、自分と人の考えの違いに対して寛容になり、意見や気持ちを共感することの楽しさを覚えた。

ーこれから、私が大事にしていきたいことー
①誰かと価値観を共感し合って生きていきたい
②共感するために表現力を身に付けていきたい

2.自分の環境を振り返る

次は、今まで生きてきた環境を振り返り、経験を言語化してみた。学校や職場はどんなところだったか、どんな人と会ったのか、どんなことを学んだか、どんな活動やイベントに興味を持ったか。そして、これから生きていく環境に対する希望を書き出した。

>中高時代
学校自体は楽しかったけど、楽しくなかったこともある。基本的には良好な友好関係を築いていたけど、期待を裏切られたりすることもあった。期待を裏切られないように他人の機嫌を伺ったり、むしろ人に期待をしないよう気を付けることが多くなった。また、勉強も楽しかったけど、結果(点数)に繋がらないことが多くて、気落ちすることもしばしば。何かを成し遂げたと思うことはなかった。
>大学時代
やりたいことを積極的に叶えていく学友と出会い、課題やコミュニティ運営などに一緒に取り組んで、何かをやり遂げるという楽しい時間を過ごした。また、1年間の海外留学を通じて海外の文化を多く体験した。人と違っていいんだと、中高時代から感じていたプレッシャーから逃れ、少し肩の荷が降りた。
>社会人時代
様々な業界に触れられるという利点があったので、コンサルタントとして働き始めた。課題発見+解決解決のサイクルを回しながら業界知識を深掘りしていく日々は楽しかったけど、仕事が出来る人に囲まれて「できないこと」に対する劣等感を感じるようになった。社会人としての自分の能力の限界を知った。
そうする中で、ワークライフバランスが取り辛くなってきたときに、自分らしく生きたいと強く思うようになった。色んなストレスが重なって胃潰瘍になってしまった時、体のケアのために薬膳の料理教室や中国茶の教室に通うようになり、それから中国茶の初級~上級講座を卒業するまで、実に3年間中国茶を勉強した。そうなるとお茶の道を極めたくなり、茶道(日本茶)を習い始めたりして、結果、自分の人生の軸の一つが「お茶」になった。
※その時のことは以下記事に書いているのでよかったら覗いてください。
https://note.com/keisuzukijpn/n/nd4d19710d29a

ー私の生活を彩るものー
「興味のあること」「自分らしいこと」
① 興味のある分野で新しい知識・価値観を学ぶ
②違いを楽しみ、自分らしさを追求する。

3.未来を設計する

どんなに居心地が良い場所でも、未来に対する希望や意欲が伴わなければ、幸せではない。キャリアが自分の意思に沿わないまま進んでしまう。でも「好きなこと」×「仕事」を合流させるには実績や勇気が足りない。だから、進みたい道の方向性だけ理解しておき、少しずつ行動に移して行けたらと思う。

ー私の未来の方向性ー
「お茶」に関する新しい知識・価値観を取り入れていきたい
②人の抱える悩みに対して共感し、解決するための糸口を提案したい
「お茶」や「癒し」について私の想いを表現・発信していきたい

その時に、時間軸をできるだけ細かく分けて考えること。5年後の目標から逆算して、最初の1,2年の行動を具体的に書いておく

私は、5年後に「お茶に関する仕事」をしていたい。だから、今はその基礎を固めるための勉強に時間とお金を投資する。仕事だけではなく、プライベート・勉強・趣味もそこを起点に考えたい。この1、2年は、興味の対象を明確にして、資格を取るための勉強をしたり、関連するイベントに積極的に参加して趣味を語り合う友人を作りたい。

4.振り返って思うこと

今回の振り返りで、自分の好きを発見して守ること、の大切さを実感した。

POSIWILL CAREERのワークは、「将来への道筋を見つけたい」と思う自分にとってとても良いトレーニングだった。やりたいことを具体的な行動に落とすきっかけを得られたし、仲間として背中を押して貰えた。やりたいけどどうしていいかわからないって悩んでる人がいれば、ぜひトライして欲しい。
自分の人生、さらに高みにいくためのきっかけをもらえるチャンスになると思う。

ちなみに、POSIWILL CAREERでは卒業生コミュニティとして、今まで悩みを目標に昇華させた他の人と交流する場に参加できるようになる。そこでどんなコミュニケーションが取れるか今からわくわく。自分と同じ方向性を持つ人と出会い切磋琢磨できるチャンスがあればいいなと思う。

最後に、今回の取り組みに関して、AIエンジン開発を手掛ける連続起業家の平野未来さんが仰っていた言葉を思い出した。
やってて苦にならないこと見つけて、それを発展させていくこと。それこそが自分の生きやすい人生の見つけ方だということ。
今回見つけた目標を足掛かりにして、出来るところから少しずつ始めていきたい。

本当に得意なこととは、息をするようにできることです。他の人が絶対にやりたがらないことを、自分はなんの苦もなくできてしまうという風に。当然ですが、そのほうが他者と比べて圧倒的な成果を生み出すと私は考えています。
生きがいを見つけたい人は、逆説的ではありますが、生きがいを見つけようとするのではなく、自分の成長に合わせてどんどん生きがいをアップデートすれば良いのではないかと。

BUSINESS INSIDER「本当に得意なことは息をするようにできること、連続起業家が語る生きがいの見つけ方」(2018年12月12日)
https://www.businessinsider.jp/post-177192

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