音楽イベントへの「参加」も色々

昨日は、午前と午後に二つのイベントをしてきました。

午前中は、芦屋の社会福祉法人聖徳園さんが運営するコミュニティスペースふらっとにて、ベートーヴェンをテーマにした音楽鑑賞講座。

予想を遥かに超える前のめりな参加者さんを相手に、2時間喋りまくってきました。笑

20人の定員は満席。平均年齢は80代後半だろうと思いますが、教養深く気品あふれる高齢者の方々と、知的な会話を楽しみました。

それにしても知的好奇心のある方は老けないな。

普通に60代でもいそうなくらいの元気なおばさまから、戦争時代の話を聞き、???ということはこの方は少なくとも80代後半??と驚きました。

ベートーヴェンの話をしながら色々な作品を聞きましたが、中学生の頃に田園を聞いて、こんなに美しい曲があるのかと好きになった時の気持ちを思い出しました、とか、次はあまり自分に親しみのないドビュッシーを取り上げでほしい、とか、私はラフマニノフがお気に入りですが、先生の1番好きな作曲家は誰ですか?とか、前のめりな質問や感想がたくさん出てきました。

やっぱり生演奏がないとツマラナイかな?と思ってましたが、解説付き鑑賞会も需要あるようです。

変わって午後からは、はっぴーの家で初めてのはっみゅーじっくふぇす、略してはみゅふぇすをやってみました。

やってみたいをやらなくちゃ、というテーマで、今回は準備期間もほとんどなかったので、入居者さんもスタッフもその家族さんでも、歌いたい人は打ち込み音源で歌っていただき、楽器ができる方には披露してもらい、隠し芸カラオケ大会的なノリが強かったですが、たくさんの方が笑顔になっていたり、入居者さんの渾身のスキャットが聞けたり、ノリノリで歌う90歳がいたり、最前列で感動して号泣してくれるおじいちゃんがいたり、総じて心が動く場面の多い回だったと思います。

全く毛色の違うイベントでしたが、どちらもお客さんが「参加」できている点では同じように良かったなと。音楽への「参加」というのも、いろんな参加の仕方があるのだなと改めて思った1日でした。その人なりの、満足する参加の仕方を模索していければ、だれでも楽しめる形があるはず。

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