Book04 『茨木のり子詩集』谷川俊太郎

#詩集 #疲れたとき #リフレッシュ

小学生のとき、詩は嫌いだった。
何か気取った感じがして気恥ずかしかったのを覚えている。感じたことを飾らずに、ありのままの言葉でぶつかっていく詩という存在を、当時の自分には消化しきれなかったのかもしれない。

勉強や仕事は、ある事柄を分解してその繋がりを理解していく、それが「分かる・解る」ということだと習うけれど、詩を通じて感じる世界のわかり方もたまにはいいのではないか。

個人的に好きな詩は定番の、『自分の感受性くらい』。外的要因の影響を受けがちな私たちに、ふと立ち止まって、自分の軸で世の中とぶつかろうと思わせてくれる作品。日常の様々な場面で、

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

という言葉がよぎる。
たまには難しい理屈は傍に置き、詩を感じる心も大切に。









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