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ヘッドハンティングされる人の特徴

ヘッドハンティング。

噂には聞いても、どんな人がヘッドハンティングされているのか。
なかなか知る機会はないと思います。
今回はヘッドハンティングされる人の特徴について考察してみます。

■ヘッドハンティングされる人の特徴
①プロ経営者
②年収1000万円~5000万円
③年収1000万円以下
この3つに分けて考察していきます。

■プロ経営者について
プロ経営者って何か。というと、職種として経営者が全うできる方のことだと私は思っています。
営業、マーケ、経理、法務、それぞれ会社には一流のプロフェッショナルがいます。
それと同義で、経営者として一流の方を「プロ経営者」と呼びます。
個人的な主観も入ってますが「プロ経営者」は何社も経営に携わり、評価されている方をプロ経営者と呼ぶんだと思っています。
※1社を創業から上場までいった方は「カリスマ経営者」でしょうか。言葉遊びの世界ですが。

具体的に、世の中ではどのような方がプロ経営者と呼ばれているのかを書き出してみます。
・稲盛和夫さん
京セラ(創業者)→第二電電(現:KDDIの創業者)→JAL(会長)
数々の会社の経営をされ、成長フェーズから立て直しフェーズまで、幅広く活躍された有名な経営者です。

・新浪剛史さん
ローソン(社長)→サントリー(社長)
三菱商事出身で、大手企業2社の社長を歴任されています。
現役バリバリの経営者です。

・原田泳幸さん
アップル(日本法人社長)→マクドナルド(日本法人社長)→ベネッセ(社長)→ゴンチャ(日本法人社長)→えがお(CEO)
外資系企業を含む、数々の大企業の社長を歴任されています。

※3名を選出した意図は特にないので「xxさんは違う!」みたいな異論は認めます。笑
※情報はWikiから持ってきてますので相違あれば教えてください。

上記のような方たちはどのように転職しているのか。
一般的には、超ハイレイヤー専門のヘッドハンターが動いていると言われています。
政界、経済界等にも詳しく、超大手企業の経営層の右腕としてヘッドハンターをされている方々です。
このクラスの転職を扱うことは非常に難しく、紹介料も測り知れません。
一説によると、このレベル感で活躍されているヘッドハンターの年収は億を余裕で超えると聞いています。

■年収1000-5000万円の方について
弊社が得意にしている層です。
この層の方々は年齢によりますが、大手企業の取締役、執行役員、子会社社長を歴任されています。
また、若い方ですと、大手商社、外資系企業で活躍をされている方が属しているレイヤーです。

先ほどの超上位層のヘッドハンターは「プロ経営者」をターゲットにしているのに対して、こちらは「専門性の高い方」をターゲットにしています。
つまり、会社全体の責任者である社長と違い、自分が得意としている領域(例えば営業管掌の取締役や部長クラス)があり、そこをベースにしてマネジメントをされている方が主です。
もしくは、若くして特定の職種で成果をあげ、経営層やマネジメントというよりもプロフェッショナルとして、給与を稼いでいる方もいらっしゃいます。

このレイヤーの方は有名どころでいうと「ビズリーチ」などに登録をされていることが多く、中長期で自分自身にあったより良いポジションを探されています。
ヘッドハンターごとに得意領域があり、ヘッドハンターが得意な職種、年齢帯、業界などの特性に合わせてお声がけをしています。
但し、一般的にかなり年収が高い層にはなってしまうため、求人数はあまり多くなく、希望を叶える転職をするには少し時間がかかります。
そのため、偶発的に発生する求人を根気強く待つため、ビズリーチ等に登録をしているイメージとなります。

■年収1000万円以下の方について
ほとんどの方がこの層に当てはまると思います。
転職マーケットもこのレイヤーの求人票が圧倒的に多く、最も転職しやすい層であることは数値上は間違いないです。

年齢と年収、業界や職種の掛け合わせによるため一概には言えないですが、ヘッドハンティングを待つというよりも、自分からアクションした方が転職が決まりやすいと考えています。
大手人材紹介に登録、ビズリーチに登録など、様々な手段で求人票を探すことができるため、自ら動いた量に応じて良い求人がどんどん見つかります。

ヘッドハンターとしてお声がけさせて頂くこともありますが、このレイヤーの求人がヘッドハンティング会社には中々届いて来ないのも現実です。
ヘッドハンティング会社は求人が発生してから人を探すため、探すコストが非常に高いです。
そのため、人材紹介料金が上がってしまいます。
大手は常に登録者がたくさんおり、そことマッチングをしています。
上記より、この層の方はヘッドハンターからの連絡を待つより、やはり自ら動いた方が転職は決まりやすいと思われます。

■最後に
分かりやすく、今回は年収を基準にまとめてみました。
もちろん、年収以外の側面が大きいことは理解していますが、あえて年収で分けると上記のイメージになります。
転職活動の参考になりますと幸いです。