見出し画像

ヘッドハンティングって何?ってお話

ヘッドハンティングって何?ってお話をさせて頂きます。

急に電話がかかってくる。
急に声をかけられる。
急に引き抜きの話を受ける。
そんなイメージでしょうか。
概ね間違ってもいないですが、もう少し解像度を上げてみます。

①ヘッドハンティングという言葉
ヘッドハンティングという言葉が世間では一般的かなと思います。
但し、人材業界ではエグゼクティブサーチと言われています。
会社名や事業概要に「エグゼクティブサーチ」と書いている企業があれば、
ヘッドハンティングやってる会社なんだなと思ってもらってOKです。

②ヘッドハンティングの「ヘッド」とは何か
組織の「ヘッド」のことです。
言い方を変えれば「経営者」「責任者」と言われるポジションを指します。
便宜的にヘッドハンティングを「引き抜き」という意図で弊社は使うこともあります。
ということで、ヘッドハンティングという言葉を正確に捉えると「経営層や責任者層の引き抜き」というニュアンスになります。
某外資系金融が人材採用をする際に「ヘッドハンティング」という言葉を使いますが、正確には間違っているという感じですね。
※弊社も便宜上使っているので、否定的な意図はありません

③ビジネスモデル
一般的な人材紹介と、ヘッドハンティング(≒エグゼクティブサーチ)のビジネスモデルはほぼ同じです。
クライアント企業に候補者を紹介し、入社になれば一定の料率でクライアントから紹介料を頂きます。

あえて、少し違うところで言えば、人材のDBの有無になります。
ボリュームゾーンで転職を支援している人材紹介会社(大手含む)は登録人材を多く抱え込み、そのDBから転職者の紹介をしています。
弊社のようにハイレイヤー専門でやっている人材紹介会社(ヘッドハンティングやエグゼクティブサーチ)はターゲットの母数がそもそも限られているため、DBを作りにくいというネックがあります。

dodaより引用

このデータによると、年収「~700万円」程度であれば、かなり多くのターゲットが存在していることが分かります。
比較して、1000万円前後は圧倒的にターゲット数が少ないことが分かります。
また、この分布と同様に求人票の数も「~700万円」が圧倒的に多くなっています。
やはり「1000万円」を超える求人票はかなり少なく、「2000万円」を超える求人票を探すのは困難を極めます。

上記から変わってくるビジネスモデルの差は人材の探し方です。
前述の通りですが、ボリュームゾーン(年収「~700万円」)であればターゲットが多く、また求人票も多いため、DBを作りマッチングしていくことが非常に効率的です。
一方、年収が1000万円を超える層は、ターゲットが少ないためDBが作りにくいというネックがあります。
また、企業から求められる要件も細かく、DBを作ったとしても、針の穴を通すような人材をDBに入れることは困難です。
そのため、弊社のようなハイレイヤー専門の人材紹介会社は、大手ほど大きなDBを作らず、案件に応じてマーケット(転職潜在層含む)から人材を探し出してきます。この手法を人材マーケットでは「サーチ」呼びます。

そして、このサーチに非常にコストがかかりため、会社によっては成果報酬とは別にサーチ費用を請求している場合があります。
ちなみに、弊社はサーチも無料でやっているため、サーチ業界の中ではかなり割安だと自認しています。

④ヘッドハンティングされる人材ってどんな人

どんな人がヘッドハンティングされるのか。というと、正直様々です。笑

便宜上のヘッドハンティングという言葉を使えば、年収400-600万円といったボリュームゾーンの方でも十分に声かけされる可能性はあります。
私も社会人2-3年目で数回ヘッドハンティングのお話を頂きました。
(※ほぼ某外資系金融機関でしたw)
まぁ、便宜上のヘッドハンティングであって、正しい意味でのヘッドハンティングではないですね。

ヘッドハンティングされる方(エグゼクティブサーチから目を付けられている方)はどんな方なのか事例を挙げてみます。

・ヘッドハンティングされた方の友人
エグゼクティブサーチの会社によっては、候補者から数珠繋ぎで次の候補者を紹介してもらっています。
そのため、身近にヘッドハンティングされた方がいれば、その方がこっそりと個人情報をエグゼクティブサーチ会社に伝えている場合があります。
(この場合は自分より優秀な人を伝えることがほとんどなので好意で伝えている)
そうすると、ある日突然にヘッドハンティングの電話がかかってきます。
誰が教えたのか気になると思いますが、ヘッドハンターも個人情報は明かせないので、教えた人が判明することは絶対にないです。

・何かしらのメディアに載っている人
メディアに名前が掲載されると(特にWEBであれば)すぐに個人の特定が可能です。
その方の仕事内容、実績、過去の職歴など含めて、優秀そうな方であればエグゼクティブサーチ会社がすぐに検索をはじめます。
良い案件が発生した際には、急に本人もしくは会社に連絡がかかってくるパターンがあります。
この場合は単純にメディアの内容を見ているだけなので「xxで見ました。」という形で情報の出どころは分かるかもしれません。

・ハイレイヤー専門の転職媒体に登録がある方
ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト等を始めとした転職サイトに登録しているとスカウトが届く場合があります。
もちろん、エグゼクティブサーチ以外の会社からもスカウトが届くこともありますが、その中にはエグゼクティブサーチも含まれています。

大きくは上記の3パターンが多いかなと思います。
場合によっては、正確な年収は分からずとも、転職意欲がなかろうとも、クライアントの要望にマッチする方であれば、とにかく連絡してみる。
というのがヘッドハンティングの仕事でもあります。
仲良くしておくと、将来的にメッチャ良い仕事が舞い込んでくる可能性もあるので、あまり無碍に扱わないでください。笑


ざっくりではありますが、ヘッドハンティング(エグゼクティブサーチ)のご紹介でした。

・人材に困っている企業の方
・ヘッドハンターになりたい方
ご連絡お待ちしております!!