SNSマーケ 6,033時間やったら人生変わった - その1
僕はDAZNという会社にソーシャルマーケ部員として入社したのですが、入社した日から今日までSNSマーケだけしかやっていません。6,033時間というのはそのSNSマーケだけをやってた時間の総計です。
そしてこのSNSマーケのことを考え続けた6,033時間を経て、僕のマーケター人生は変わり始めました。
具体的には、社内外での仕事のしやすさやプランニングの考え方など、仕事をする上での大事なモノゴトが大きく変わりました。
そしてなぜ今こんなnoteを書いているかというと、SNSマーケの部署での仕事を卒業することになったからです。
なので卒業noteとして、SNSマーケを通じて何を学んできたのかを、記しておこうと思います。
あんまり偉そうなことは書きたくはないんですが、これからSNSを使ったマーケティング・ビジネスにチャレンジしたいと思っている人や、今まさにSNSマーケを頑張っている同志たちの背中を押せるようなものになったら、嬉しいです。
SNSは事業会社でこそオイシイ仕事
大きくマーケティングを仕掛けている会社のSNSマーケって、行程としては大変なのに、たとえばTVCMなどと比べると数字的にインパクトを与えづらい面があります。僕も結構悩んでツイッターに愚痴をこぼしてしまうことがありました。
それでもオイシイ面があったと、振り返って見た今では思えます。
SNSはみんなが見ている
1つは、良い企画を出せた際に、社内の認知や評価を得やすいことです。
普通世の中のほとんどの仕事って、アウトプットや成果が社内の人の目に触れず過ぎ去っていくと思います。レビューをまとめて全社的にシェアするような機会って本当に大きなプロジェクトだけ。大きな組織になればなるほどそうだと思います。
でも、自社のSNSアカウントって社員の人結構みんな見てるんですよね。そして当然、アウトプットの形も数字も丸見えです。
最初はそれがものすごく嫌でした。コケた企画や投稿も丸見えだし、明らかに予算かかってる動画がYouTubeに再生数3桁で残り続けるのはマジで地獄です。
そういう意味では精神力が必要かもしれません。
ですが逆に、良い取り組みや成果の出た施策については「あれKeisukeが企画したらしいよ」と社内で話題にしてもらえたり、「あの企画よかったねー」と声をかけていただいたりしました。
それが新たな相談や企画提案の機会に繋がったり、自分のモチベーションをあげることにもなっていきました。
SNSはいまホットなブルーオーシャン
もう1つは、チームで唯一な役回りを得やすいことです。
SNSマーケってまだまだ新興分野で、仕事として触れた人がまだまだ少ない、かつ、思ってる以上に専門性が高い分野だと思います。多くのマーケターが今まで慣れ親しんできた"広告マーケティング"の延長線上で考えるだけでは上手く行きづらいことも、起因していると思います。
専門機能ごと(ブランド・メディア・PR・CRM・イベントetc)に縦割りになっているマーケティング組織において、SNSマーケ担当は当然限られた人数になります。ですが、SNSマーケの機能やナレッジってもはや、マーケティングにおいてあらゆるケースで必要なものになってきています。
そうなってくると、例えば機能横断のプロジェクトチームができたときに、SNSというみんなが知りたい分野で自分の話を聞いてもらえる状況が生まれやすくなります。
ここでSNSについて周りが理解できないレベルで話したり、偉そうに話したりしてしまっては、嫌なポジショントーク屋として疎まれるだけですが、
誰にでもわかるよう噛み砕いて話せるだけで、「SNSのことはあいつに聞いてみよう」という役回りを得るチャンスに繋がっていくと思います。
自分の旗を立てられる場所
このような流れに気づいてからは、SNSマーケは自分の旗を立てたいマーケターにとっては、いまもっともホットな分野なんじゃないかと、ポジティブに考えられるようになりました。
僕自身も、SNSでの企画を面白がってもらえたことがきっかけでSNS部長を経験させてもらえたり、SNSを越えてキャンペーン全体の戦略を考えさせてもらえたりと、良い機会を得ることができました。
今回、ブランド全体の戦略を担当する部署に異動になったのですが、これも決して無関係ではないと思っています。
SNSマーケで身につけたことや、これからの経験で得られるものが自分をどこまで連れて行ってくれるのか、自分自身、非常に楽しみです。
第2弾につづく↓
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