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The First Principle(Vol.2)

前回のThe First Principle(Vol.1)では、思考の癖に気づくための方法についてお話をしました。今回は、Vol.2として本質を捉える方法についてお話をしていきたいと思います。


前回の記事をまだ見ていない方は、是非見てみてください。

この記事は、以下の人を対象に書かれています。

✔ 仕事がうまく行かなくて悩んでる
✔ 今の仕事を辞めようと思っている
✔ 企画の仕事を任せられてもうまくできない
✔ なんとなく突き抜けることが出来ない

この記事でお伝えしたい内容は以下の通りです。

① (自分の思考の癖を知っているか)前回記事で済み
② 本質を捉えようと努力をしているか(本記事のテーマ)
③ 職場にいるときだけが仕事?(次回)
④ 会社や組織のせいにしている自分になっていないか(次回)

1人でも多くの人に幸せになってほしいので、よろしければ「イイね」と「おすすめ/共有」をお願いします😊

それでは、The First Principle(Vol.2)を見ていくことにしましょう。

本質を捉えようと努力をしているか

本質をとらえるために、何をしたらいいのか。分からない方のために、ビジネス&マーケティングの事例をもとに本質理解の一面を見ていただきたいと思います。本質を捉えられずに、困っている方は是非最後まで読んでください。

ビジネスやマーケティングの世界には本質が眠っていると私は思っています。海外の大学ではマーケティングは「Social Science」の分野に分類されます。日本語では社会科学ですね。

この科学というワードに注目してみましょう。科学の世界では絶対的な法則が成り立ちます。(※反証されない限り)
例えば、リンゴは熟すると木から重力によって、一定のスピードで地面に落ちます。これは誰も否定できない科学的な事実です。

このような化学はビジネス界およびマーケティングの世界にも、もちろん存在しています。

例えば、簡単な例で言うと以下のようなものです。

利益=売上ー費用  
売上=購入数量×単価
購入数量=購入者数×購入者あたりの購入量
購入者数=新規購入者+継続購入者

このように、売上げに関係して、数式を作ることができます。

ビジネスの根幹はここにあります。
是非、この方程式は頭に入れておきましょう。

それでは、もっと本質的な理解に迫っていきましょう。
ビジネスはモノ・サービスとその対価となるお金を交換することで成り立っています。

モノ・サービスに対価としてお金を払うということは、そのモノやサービスに「価値」を感じているからということになります。

それでは、価値とは何なのでしょうか?
人は何に価値を感じて、お金を支払おうと思うのでしょうか。
価値について考えてみましょう。

価値という言葉は「思考停止Word」です。
価値があるとはどういうことなのか、考えたことがありますか?
皆さんにとって価値があるとは何ですか?

まずは、価値という言葉を辞書で調べてみます。(このように、辞書で定義を調べるという癖を持つといいと思います。多くの言葉は抽象化されており、なんとなく分かった気になってしまうのです。それが故に深く考えることをやめてしまい、抽象的概念のまま本質理解にたどり着かない人が多いのです。)

「価値」とは
・その事物がどれくらい役に立つのかの度合い。
・経済学で商品が持つ交換価値の本質とされるもの。
・哲学で、あらゆる個人・社会を通じて常に承認されるべき絶対性を持った性質のこと。

役に立つ度合によって、価値は決まるということでしょうか。
では、次に「役に立つ度合」とは何なのでしょうか?
「役に立つ」ということはどういうことなのでしょうか?

是非、この後を読み進める前に考えてみてください。
役に立つとは、以下のようなことだと私は考えます。

話を展開するために、マズローの法則を持ち出したいと思います。
マズローは人間の欲求は5段階に分類して整理しました。

最下層(1段階目):生理的欲求
2段目:安全欲求
3段目:社会的欲求
4段目:承認欲求
最上層(5段目):自己実現欲求

これはピラミッドで表すことができ、一番下にある生理的欲求が欲求の根本にあると彼は唱えました。いわゆる、食欲、睡眠欲、性欲です。

2段目の安全欲求とは、安心して暮らすことができるかどうかに対して向けられる欲求のことです。

3段目の社会的欲求とは、社会に受け入れられ、自分の居場所を欲することです。

4段目の承認欲求とは、他者から認められいと思う気持ちのことです。これだけ頑張って仕事をしているんだから、認められたい!のようにです。

5段目の自己実現欲求とは、欲求の最上位に位置し、自分の世界観を持ち、理想的な自分になりたいと思う欲求のことです。

1段目~4段目までは、ないものねだりの欲求とされ、欠乏欲求とも表現されます。最上位の5段目については、存在欲求として整理されているようです。

役に立つとはどいういことなのか、話を戻したいと思います。
役に立つとは上記いずれかの欲求を満たすためのことだと考えることはできないでしょうか?人の欲求の上にニーズは存在するのは自明の理だと思います。その人の欲求をどれくらい満たしてあげられるかが、役に立つ度合と言い換えることが出来そうです。

しかし、これだけでは、マーケティングに使える本質理解には迫ることはできません。人間には欲求以外にも他の価値判断の基準点があります。

そう。それは価値観のことです。
価値観とは何なのか、考えてみてください。どんどん、このやり方に慣れてきたのではないでしょうか?

価値観について考えてみる。

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