頑張ろう中堅!vol.10「教師も信じないと」
かなり久しぶりの更新となりました。いろいろ頑張りたいことがあって優先順位が下がってしまっています。仕方がないと割り切っていますが、書きたいときは書こうと思います。
大学院に行くようになって、教育について考える時間が跳ね上がりました。読む本も専門的になった。学べば学ぶほど、深まるとともに、迷いが増す部分もあります。
何かを良くしたいと思ったとき、私たちは管理主義に出がちです。特に現代社会はその色合いが強い。説明責任を果たすためには、すべて把握していないといけないからです。
学校にしたってそうです。授業の在り方などを学校を挙げて変えていくムーブメントを起こすとき、正解(と思うもの)を掲げて突き進んでしまいます。
実際私が主導で進めていた時もそうだったと思います。さすがに「これが唯一解だ!」とは言いませんが、かなりの強制力を自分が行使しようとしていたと感じます。
きっとそれが必要な瞬間もあるのでしょう。力の抜けてしまった組織に活力をみなぎらせるためには、ある程度のパワフルなリードは必要かもしれません。
ただ、いま進めようとしている取り組みは考え方を変えようと思っています。
示すのは、ビジョンくらいで良いと思っています。みんなでこんなふうに学校をアゲていこう!くらいの。
あとは先生方の志にただただ働きかける。熱意をぶつけられる場だけ用意する。勉強会だったり、研究授業だったり、教員の相談会であったり。
結局のところ、他人を強制的に変えることはできないんですよね。できるのはその人の熱意の炎に薪をくべるくらいのもんです。
現場には、優秀で志のある先生はいっぱいいます。教育がダメになっていっていると言われて久しいですし、同意できる部分もたくさんあります。でもすごい先生いっぱいいますよ。社会と戦いながら、生徒をしっかり育ててる人、いっぱいいる。そこを信じないと、そこを膨らまさないと、変えていくことはできない。
いま、大学院ではリーダーシップについて多くのことを学んでいます。
でも「いかに上手に管理するか」を学びたいわけではないんですよね。
今回の取り組みの大一番は初日になると思います。全教員の前で言います。「こんなにすごい先生たちが、自分の中の炎を燃やしたらウチの学校はすごいことになりますよ」って。多分それが伝われば学校は変わる。
テーマは「信じること」。生徒も教師も。