ふかいてぃ

高校教師(数学科)/大学院生(教育学) 学校のせんせいが、明日学校に行くのが少し楽しく…

ふかいてぃ

高校教師(数学科)/大学院生(教育学) 学校のせんせいが、明日学校に行くのが少し楽しくなるようなことを発信。 目指すは、「100円くらい払っても良い記事を無料で書くこと」です。 YOUTUBEで高校生向けのラジオ「わんつーラジオ」を配信。

マガジン

  • 中堅せんせいの成長記録

    こちらのマガジンでは、33歳、12年目の私に近い年齢層の方が読むと楽しめるマガジンにしたいと思っています。学校を実質的に背負うことも増える中で、挑戦したり、学んだことをまとめていきます。今年度から教職大学院に通うので、大学院に興味のある方も是非読んでみてください。

  • 教職大学院を味わう

    教員11年目にして、教職大学院1年生。その中身について書いていくマガジンです。

  • せんせい1年目のいろは

    新しく学校の先生として現場に入られる方の不安をやわらげ、少しでもポジティブに先生ライフを送るための記事をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

頑張れ新人vol.1「教員1年目のお手伝い」

【自己紹介】 はじめまして、ふかいてぃ(本名:深井 恵介)と申します。高校の教員として、いまも現場でフル稼働しています。教科は数学。2020年度は教職大学院にも通い、さらにパワーアップを目論んでおります。 【発信したいこと】 この春より学校現場で働くこととなった先生方、教育現場を活躍の場に選んでくれて本当にありがとうございます(誰目線やねんという感じですが、、、)。みなさんが少しでも早く現場に馴染み、その魅力を発揮できるお手伝いをするのが私の記事のテーマです。ちょっとお

    • 「教員の働き方の議論に感じる小さな違和感」

      教員の残業代についての判決がちょびっとだけ話題になっています。 裁判にて「さすがに実情と合っていない現実があるんじゃないの」という指摘があったからです。 まず前提として、教員がハードワークであることや、それに見合ったお給料を頂けていない実情は確かにあります。 公務員がこういうことを言うと企業の方々にお叱りを受けそうですが、我々は営利目的の労働ではなく国家の維持や安心安全のために仕事をしていますから、その対価が乏しいということが何を招くのかは真剣に考えておかねばなりません。

      • 頑張ろう中堅vol.13「校則のこと」

         いろんなメディアが制服や校則について取り上げています。「制服なんてなくてもいい」という署名が何万と集まっているというような報道を先ほど目にしました。確かに「下着は白しかダメだ」なんて校則の存在を耳にすれば、おいおいとなってしまいます。 ただ私たちは自分の守っていた校則に、意味があったのか、なかったのかを正しく分析することができません。抽出できない。「あれは意味なかったな~」と思うことも、実際にはその人の倫理観や協調性に影響を与えていることは多々あると私は思います。 いま

        • 頑張ろう中堅 vol.12「解釈の欠落」

          午後から手術が待っている。寝ているだけなので、何も頑張ることはないけれど、手術後の大変さを考えると気が滅入る。12年前に膝の手術をしたときも、その日の夜は辛かった。 そういえばあのときも3月から4月を跨いだんだったかな。 病院に向かう途中、タクシーに乗った。膝のときもよくお世話になったが、タクシーはこの12年で変わった。車内で話すことが減り、代わりにタブレットで動画が流れている。面白かったり、タイミングによっては鬱陶しかったりもする(こっちのさじ加減なんですけどね、ごめんな

        • 固定された記事

        頑張れ新人vol.1「教員1年目のお手伝い」

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        • 中堅せんせいの成長記録
          15本
        • 教職大学院を味わう
          6本
        • せんせい1年目のいろは
          13本

        記事

          教職大学院キンジローズvol.6「学ぶこと、学ばないこと」

           仕事と大学院生生活が充実していることもあり、更新をサボっておりました。youtubeのラジオは頑張ってるんですけどね、もうすぐ150回です。 大学院生活の1年目が終わりました。能動的に学べたのではないかと思います。そのおかげで、大学院での講義に対し「それはちゃうやろ~」と思うことも多いです。 教職大学院は他大学と違い、独立した研究機関としての役割があまり期待されていないように感じます。国政における教育の在り方に対し、有識者として関わりを持つ教員は多く、その裏返しとして、

          教職大学院キンジローズvol.6「学ぶこと、学ばないこと」

          頑張ろう中堅 !vol.11「新自由主義と教育」

          「崩壊するアメリカの公教育~日本への警告~」 岩波書店:鈴木 大裕 著  今日は本の紹介です。  多様性という言葉が、本来のマイノリティを守る言葉として以上の力を持ち始めているいまの世の中において、私自身もあまり「絶対〇〇した方がいい」というようなことを言わなくなりましたが、この本は、教育に携わる方は絶対読んだ方がいいと思えるものでした。  新自由主義教育改革がアメリカに与えた(与えている)状況を、新自由主義を正義としていままさに推し進まんとする日本への警笛として書かれて

          頑張ろう中堅 !vol.11「新自由主義と教育」

          頑張ろう中堅!vol.10「教師も信じないと」

           かなり久しぶりの更新となりました。いろいろ頑張りたいことがあって優先順位が下がってしまっています。仕方がないと割り切っていますが、書きたいときは書こうと思います。  大学院に行くようになって、教育について考える時間が跳ね上がりました。読む本も専門的になった。学べば学ぶほど、深まるとともに、迷いが増す部分もあります。  何かを良くしたいと思ったとき、私たちは管理主義に出がちです。特に現代社会はその色合いが強い。説明責任を果たすためには、すべて把握していないといけないからで

          頑張ろう中堅!vol.10「教師も信じないと」

          教職大学院キンジローズvol.5「専門職の学習共同体」

          大学院の研究と校務の2本立ては予想通り忙しく、記事を書くことがずいぶんとおざなりになっております。 実践研究のために色々な論文や本を読んでいます。読むたびに、「これも勉強する価値がありそう!」と思うものが増えていき、精査しないと時間が足りない状態が続いています。 その中でも、専門職の学習共同体(PLC)についての研究論文は、学校の教員であれば一読する価値があるのではないかと思っています。 本当はもう少し中身について触れたいのですが、今日はこれくらいにします、、、。ぜひ調

          教職大学院キンジローズvol.5「専門職の学習共同体」

          頑張ろう中堅! vol.9「この人分かってないなって思わない、心から」

          全然noteを更新できていない。youtubeは平日は毎日更新できているから、それだけでも、、、。 大学院での学びを深め、実践レベルに昇華する段階で、自分がチャレンジすべきことが1つ見えました。 仲間の「生徒のために頑張る心」を信じることです。これを、心からできないと、また独りよがりな実践をしてしまう気がします。 仲間を信じる、じゃなくて。仲間の前向きな気持ちを心から信じる。 そのために、仲間に対して「この人分かってないな~」って感じる心をどうにかしないといけない。し

          頑張ろう中堅! vol.9「この人分かってないなって思わない、心から」

          頑張ろう中堅 Vol.8「とりあえずやってみた!(youtube)」

          学校の授業がyoutubeでの限定公開配信なので、どさくさに紛れてyoutuberになってみました。 名前や学校名はある程度伏せたうえで、生徒向けのラジオ「1-2radio」を配信しています。(中身はほんとに雑談) こんなネタを話すと面白いんじゃないか。みたいな意見があればご教授ください。

          頑張ろう中堅 Vol.8「とりあえずやってみた!(youtube)」

          頑張ろう中堅vol.7「とりあえずやってみた!(オンラインLHR)」

           昨日も書いたとおり、GoogleMeetを用いて担当するクラスの新1年生40名とオンラインでのLHRに挑戦しました。  How toについては、興味のある方はLINEやDMをください。自校の他の先生向けに作った説明用のPDFがあるので、それを送ります。  40人で集まったのち、5人ずつ8つのグループに分けてフリートークタイムとしました。(Zoomと違ってGoogleMeetではこれが面倒なんです。)  子どもたちはとても楽しそうでした。緊張して話せていない生徒もいまし

          頑張ろう中堅vol.7「とりあえずやってみた!(オンラインLHR)」

          頑張れ新人vol.13「言葉選び」

           日々のハードスケジュールで、更新が滞ってしまいますね。充実している証拠なのですが、発信も続けたいので今日は書きます。  教員が業務の中で会話をする相手は、基本的に生徒、保護者、教員の3つがほとんど。そして僕たち教員は、言葉遣いにかなり無頓着な生き物です。今日は少しお堅いけど大切な、言葉遣いの話。 ・どうでもいいか、よくないか  生徒に対し、保護者に対し、同僚に対し、どんな言葉で会話するのか。あまり重視しない人もいると思います。その価値観を否定する気はありませんが、言葉

          頑張れ新人vol.13「言葉選び」

          頑張れ新人vol.12「生活指導とナイナイ」

           私はめちゃイケ世代で、小学校高学年の頃なんかは土曜の晩(でしたっけ?)がすごい楽しみでした。  最近はテレビ自体も見なくなって、ナイナイは昔の青春みたいなイメージなんですが、最近「問題発言→ラジオでの説教」が話題になっていることを知りました。残念さとか、いつまでも面白くいてほしい期待とか、いろんな思いがあって、ラジオを聞いてみました。 聞いていてすぐ、 「あれ、これってなんかに似てるなぁ、、、。」 と思ったんです。  岡村さんの「ごめんなさい」から始まり、そこから

          頑張れ新人vol.12「生活指導とナイナイ」

          教職大学院キンジローズvol.4「大学院なめたらあかん」

           レポートや仕事の息抜きで書いております。こんにちは。  教職大学院の授業、とても勉強になることばかりです。正直、思っていたよりもずっと力をつけられそうです。(なめてました、ごめんなさい) ・2種類の教授がいる  教職大学院には実務科の教員と研究科の教員がいらっしゃいます(科であってんのかな・・・?)。 実務科とは簡単に言うと現場上がりの先生のことです。60歳くらいの方が多く、実際に現場や委員会で長く教育と関わられた経験を持つベテランの方々です。 研究科とは、研究者

          教職大学院キンジローズvol.4「大学院なめたらあかん」

          頑張れ新人vol.11「組織構造を知る」

           初任の先生方が教員になり、あっという間に1ヶ月が過ぎました。例年であればこのあたりで一度息抜きというイメージなのですが、、、。変な感じ。早く生徒と過ごしたいですよね。  生徒がいない分、教員と過ごすことの多い1ヶ月だったのではないかと思います。気づかれたと思いますが、学校には様々な役割分担があります。学校によっては「数学科の先生」というタグよりも、「教務部の先生」というタグの方がよく顔を出すようなところもあります。 ・仕事へのタグ付けは、学校を理解するうえで役に立つ

          頑張れ新人vol.11「組織構造を知る」

          教職大学院キンジローズvol.3「レポートさらけ出し」

          大学院の「スクールリーダーシップの理論と実践」という授業で、短い論文を読んで要約する課題があります。 企業変革の失敗から学ぶことについて書いた論文です。 その中身はもちろん載せられませんが、私が書いたレポートなら問題ないでしょうから、「こんな課題が出るんですよ」って意味で載せておきます。 ちなみに、学校現場に重ねて読んでもめちゃめちゃ参考になるものでしたから、僕のレポートも読む価値ありです。(だから課題になってるんやけど) ↓↓↓では、本文どうぞ↓↓↓  変革を進め

          教職大学院キンジローズvol.3「レポートさらけ出し」