見出し画像
Photo by nininice

色々な人たちと1 on 1をやってみた

Keisuke69

タイトルの通りなんですが、1on1っていうのは文字通り1対1の対話ミーティングのことです。自分の場合は普段だとチームのメンバーや上司、新しく入社した人とやることが多いです。つまり仕事の一環ですね。

ふと、仕事で直接的にやり取りしていない色んな人と話をしてみたいなと思ってTwitterで募集してみました。

直接的な仕事の関係性ではない人たちなので言わば雑談です。でも、ある意味それが目的というか特定のテーマを決めずにやることにしました。

そうしたら楽しいだけでなく結構いい経験になったという話です。

まず、なんでやろうと思ったかというと、このコロナ禍の状況で私が勤めている会社も去年の3月以降、基本的には在宅で出社せずに業務を行うことになっています。これはまだ継続されていて、実際に自分も出社したのはオフィスの個人ロッカーにあるとある荷物を取りに行った1回だけです。

そんな状況なのですが、このリモートワークってのは多少の効率の悪さは否めないものの日々の『業務』は回るんですよ、一応。実際、昨年はチームとしてそれなりの成果を出せたと自分でも思っております。でも必要な人と、必要なことを、必要な時間だけ、やり取りするだけになってしまいがちで味気なさを感じつつありました。

なんというか『偶然の出会い』に飢えてきたんですよね。人との出会いだけでなく、情報や機会との出会いも含めてです。

以前から必ずオフィスに出社しなくてはいけないわけではなかったものの、それなりに出社してました。出社するとやっぱり人がいるんですよね。

で、ちょっとした立ち話、例えばコーヒー淹れてるときとかミーティングの前後、エレベーター待ちとか。そういう時にたまたま会った社内の人とちょっとした会話をする、顔を見て「そういえば…」と何らかのアイデアを思いつくってのがあったわけです。少なくとも僕はありました。

そういうものがリモートワークだと皆無になってしまったんですよね。

また、飲み会とかご飯ってのも同様です。これまで社外の人とのそういったやり取りも多くて、そこでは対面だからこそ話せるオフレコ話なんかもあっていろんな時流を読んだり情報収集、コラボレーションやアイデアの種なんかもあったわけです。勉強会とかカンファレンスの懇親会も同じですね。

一方、コロナ禍の一年で僕の周りでの変化としてソーシャル上の付き合い、やり取りが増えたというのがあります。理由はわかんないですがこれは確実に増えていて直接会ったことのない人たちともやり取りすることが増えました。

ただ、ソーシャルはあくまでもよそ行きの顔なんですよね、僕の場合は。例えば特に技術に関する発言内容については所属企業のPRガイドラインの制約を受けます。これは仕方のないところなんで文句はないんですが、技術に関わるものの端くれとしてフラットな会話をしたいと思うときもあるわけです。

というわけで、ソーシャルとかで絡むものの会ったことはない人や、しばらく会ってなくてソーシャルでのやり取りだけになってる人、その他僕は知らないけれどもしかしたら話してみたいと思ってくれてる人、と積極的に雑談してみようと思いたったのがきっかけです。

というわけで過去2回募集しました。12月と2月にやってます。12月のときは13人、2月は25人もの人たちが申し込んでくれました。

会話自体はZoomを使ってやりましたが、今だと相手がiPhoneならClubhouseのクローズドルームでもいいかもですね。

また、もともと知り合いの人は近況報告とかからなんですが初対面、かつソーシャルでもあまり絡んだことのない人だと仕事の話から入ることが多かったです。

実際には、
・音楽系、ライブ、フェス、フジロックの話
・キャンプ、アウトドアの話
・フロントエンド系の技術トーク
・Webそのものの話
・最近興味のある技術領域の話
・（AWSに限らず）クラウドの話
・これまでのキャリアの話
・キャリアのお悩み相談
な感じでざっくばらんにそのときの話が向くままに会話してました。

これがですね、結構良かったんですよ。今まであまり交わらない人も多く、各々の立場ならではの有用な話から最近あまり話せてない趣味の話まで全体的にとても楽しかったです。

こうやって直接会話することでソーシャルの表面的なところでは窺えない人となりみたいなものもわかったりして、やっぱりそれまでとはやり取りの質が変わった感があります。

コロナ禍の状況が収まったらぜひ実際にお会いして飲んだりご飯したりしたいと思える人たちばかりでしたし、そういう約束をしたりもしてます。

あと、僕は基本的に知らない人とのコミュニケーションが得意でも好きでもない方ではないんですが、意外と相手の事前知識なしでもなんとかなるってのは意外な発見でした。

何というか閉塞気味な毎日が少しだけ開けたような、そんな感じがしたのでまた機会があればやってみたいと思います。

ちなみに日程調整については1回目のときはDMで調整したのですが2回目はTimeRexというサービスを利用しました。

https://timerex.net

これGoogleカレンダーと連携しつつ空きスロットの表示と予約、Zoomと連携してればそのリンクも自動送付とかなり楽でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？