薪窯の作品たち
薪の窯で器を作る。どんなイメージをお持ちでしょうか?
◆すべてうつわは薪の窯で作っていると思っていた
◆何日も薪を入れ続けて大変!!
◆昔はそうだったんでしょ?今は違うんじゃない?
いろんな声が聞こえてきそうです
少し前にNHKの朝ドラ《スカーレット》は信楽焼が舞台でした!!
私も見ていていろんなことにドキドキしてみていました((笑))
簡単なイメージではあんな感じです!!
薪の準備から始まり時間をかけ人の手で試行錯誤しながら自分の窯と向き合っていきます。ただ窯を焚く時間は窯の大きさや構造・作品の仕上がりやその土地の原料。そして職人さんの考え方によっても様々です。
簡単ですが準備から仕上がりまで我が家のやり方をご紹介します。
窯元によっても様々ですので気になる方は産地で聞いてみてくださいね!!
◆薪の準備
一か月ぐらい前から薪の準備をします。乾かしたり窯にあったサイズに切ったりかなりの力仕事!!
◆窯の準備
窯の中の掃除をしたり器を置く棚の掃除をしていきます。掃除もきれいな作品を仕上げるために大切なお仕事です。
◆いよいよ窯の中にうつわを入れていきます
作品のサイズと火の回り方を考えながら小さな入り口から潜り込み並べていきます
◆蓋をする
レンガを組んで蓋をします
下の方少し斜めにレンガがなっているのわかりますか?あとから横焚きと言ってそこから薪を入れるための穴を作っておきます
◆火入れから窯焚き
ここからが職人のすごいところ!!
窯の中の炎の色と中に入っている器の色を見ながら薪をくべていきます。ただ入れているのではなく考えながら。。。
窯に入っている器の量・気候や天候・窯の湿度も関係しているので毎回一緒ではないんです。
正面からが終わると次は横から・・・
登り窯の場合は袋と言って部屋が分かれているのでその部屋ごとにうつわを焼いていく感じです。
◆色見
小さな穴から焼き途中のうつわを引き出して今の窯の状態を見ます。この器を見てあとどれぐらい焚くのかを判断するんです
高温仲間の中の様子
初めて見た時引き込まれそうでした!!
◆窯出し
しっかり窯を冷やして器を出します。薪の窯でしかできないうつわたちです。
こだわりをお話始めるときりがないぐらい。。。ひとつひとつのうつわの顔が料理を引き立て楽しくしてくれます。そして同じ不インキのものは作れても同じものは仕上がりません。
長く書きましたが一枚にまとめていますのでよかったらご覧ください。
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