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四季織 風切羽 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は四季織の新色から最後の1色。

風切羽

風切羽は「鶴の恩返し」をモチーフにした「冬」の1色。
助けた鶴が雪のしんしんと降る夜、人に姿を変えて訪ねてくる。
そんな情景がすぐに浮かびますね。

こちらは渋めな紫色のラベルが貼られています。
早速試し書き!

シリーズを通して、黒に近い濃い色をしていますが、この風切羽は、比較的紫が分かりやすい色合いをしています。
水で薄めると、鈍い紫がお目見え。雪の夜を思わせる神秘的な色合いです。
うまく写真に収められなかったのですが、
インクの濃い部分は、光にかざすと緑っぽく煌めきます。
書いた時と、水を加えて塗った時で表情が違うのも面白いですね。

今回のおとぎばなしシリーズは、濃い色ながらも揺らめきの見られる素敵な4色でした。
四季織は濃いめの色が今まで少なめだったので、選択肢の幅が広がった感じがしますね。
前回の「雨音」が1年ほど前だったので、来年の3月頃にもまたラインナップが増えるかもですね。楽しみに期待していようと思います。

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