フランス語とインク沼
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は色彩とは直接的には関係ないですが、第二外国語のお話。
大学でフランス語を学びました
大学では、何かしら第二外国語を学ぶ単位がありまして、
自分はフランス語を取りました。
中学生の時に、家族+親の友人たちという団体で、フランスはパリへ行ったことがあります。
その時に同行していた絵画教室の先生がフランス語がすごく堪能で、
カッコいいなぁと思った記憶がありまして。
フランス・イタリア・ドイツ語とあり、その中ならそういう記憶や馴染みのあるフランス語がいいなと選びました。
結局のところ、満足にしゃべれも書けもしないままなのですが、
フランス語の独特な規則を知れたのは大きな収穫でした。
今でも覚えてる規則
別に大したことではありませんが、今でも覚えているものとして、
・男性名詞 / 女性名詞がある
・Hは発音しない
・am / an / im / in / um / un / em / en / om / onはすべて「アン」と発音する
・単語の最後のアルファベットは基本発音しない。(c / f / l / rは別)
・sは単体だと濁って、重なると濁らない。(sonはゾン、ssonはソン)
・数字と色のフランス語表記を覚えられる
などなど。
これ1つ1つは日常生活に役立つ知識ではありません。
ただ最近、沼ってるものにめちゃくちゃ関連してることに気付いて、
この規則を知ってることで面白さが増しました。
インク沼との親和性
それはインク沼。
何度か取り上げたJ.HERBINがフランスのメーカーです。
トラディショナルインクシリーズは、それはそれは色彩豊かで、ちょっとずつ集めていますが全然追い付かないほど。
まずは、メーカー名からフランス語の規則が役に立ちます。
HERBIN
・Hは読まない(HER = ヘルじゃなくて、エルになる)
・INはアンと読む(BIN = ビンじゃなくて、バンになる)
インクの色名でも、言葉の響きに惑わされずに、なんとなく意味が分かるようになったり。
encre
インク瓶でよく目にする単語。
それもそのはず。「ink = インク」のフランス語が「encre」です。
enはアンなので、発音してると段々とインクっぽく聞こえてくる不思議。
VIOLETTE PANSÉE -ビオレパンセ-
エルバンでも有名な色の1つ。
小学生が授業で使うインクの色だそう。
響きだけ聞くとなんのこっちゃと思いますが、
単語をそのまま英語っぽく、ビオレが「バイオレット」、パンセが「パンジー」と読むと、スミレ色だというのが分かります。
GRIS NUAGE -グリヌアージュ-
GRISはグレーですね。
最後のSは発音しないので「グリ」になります。
なので、語感的にグリヌ・アージュに聞こえますが、グリ・ヌアージュが正解。
これらはカタカナで発音書いてくれていますが、それがないものも「規則的にこう読むんだろうな~」みたいなのが推測できて楽しいですね。
実用的と呼べるほどではないですが、
知識として「商品名」以上の楽しみ方が出来るので、
フランス語取っててよかったなと思います。
思わぬところで役に立ちました。
こんな事してると、またインク増えるんだろうなぁ~。
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