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集真藍 静岡インク - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
パッケージとストーリーが素敵な、文具館コバヤシさんの静岡インクシリーズを紹介Vol.7。

文具館コバヤシ 静岡インク『集真藍 -ajisai-』

今日は『集真藍』をご紹介。

漢字表記が『紫陽花』で一般化した現代だと、
そのままではどんな色か想像しにくい名前の1色ですね。
自分は下の英語表記(Hydrangea)を読んで「あ~、紫陽花の色なのね」となりました。普通と逆のパターン。
『集真藍』は紫陽花の語源となった言葉で『あづさい』と読むとのこと。
青い花が集まったものを意味します。

色合いはこんな感じ。

アジサイらしい、青~紫を中心とした揺らぎのある色彩で、
普通に書いたら青紫がキレイな1色。
水で伸ばすと分離して、紫と水色が出てきます。
インク量によっては、赤紫っぽいピンクの見えて面白い。
インクの濃さで文字も少し色が揺らめいているので、季節に合わせて、6月頃の一筆に使いたい1色です。

名前が素敵な静岡インク、今回集めたのはこれまでの7色でした。
24色ほどあるシリーズなので、また出逢えた機会に増やしていけたらと思います。
1本50mlなので使い切るのはなかなか時間がかかりそうです…。
小さいサイズもあったら嬉しいなぁ。

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