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ビスマス鉱石と鉱石展示

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は鉱石のお話。

ビスマス鉱石とは

先日PIGMENT TOKYOに行った帰り、鉱石フェアをやってるお店があって、ビスマス鉱を買って帰りました。
指でつまめるくらいの小さなサイズですが、虹色に輝くのがキレイでついつい。
ビスマス鉱石は、ビスマスを溶かして人工的に造られる結晶。
道具と素材さえあれば自宅でも作れるみたいです。

この虹色は、冷える途中で空気中の酸素と結びついてできる酸化物の被膜だそう。青をベースに温度や過程で様々な色彩に変化します。
基本的に大きい方が冷却に時間がかかるので鮮やかに発色するそうです。

黄緑からの赤紫へのグラデーションと、黄金色のベースがキレイ

光の当て方で玉虫色に色が移ろうのが眺めていて楽しい鉱石ですね。

BRUTUSの特集

そういえば、5/16に発売された雑誌『BRUTUS』にて、鉱石の特集が組まれていました。
美しく稀少な鉱石がたくさん載った素敵な一冊。

名前を知っている鉱石でも、想像を絶するような姿かたちのものがあって、嘆息しながら拝読しました。

で、本日。
友人と先日オープンした代官山ライチさんに行ってきたのですが、
その帰りに代官山蔦屋書店に立ち寄ったら、ここに掲載されている鉱石類が展示されているではありませんか!

手前のアメシストは非売品。奥のフローライトは130万超え…!

まったく情報を仕入れていなくて、本当にたまたまの遭遇だったのですが、雑誌で見た鉱石の数々が目の前にあって、テンション爆上がりでした。
(雑誌に書いてたかもですが、電子書籍版で流し読みしてたので、見落としてたのかも)

一部、購入することもできます。
とは言っても、数十万から、上は200万超えのものもあって、簡単に手を出せる金額ではなかったですが…。笑
でも印刷物としてしか見れなかったものが、リアルな物体として見れる機会を持てて嬉しい体験でした。
こちらは6/16まで、1号館1階で展示されているそうです。

鉱石は自然の色彩がギュッと詰まったものなので、出会うたびに新たな発見があって面白いですね。
探して見に行くのもいいですが、今回のように偶然の出会いもインパクトが生まれて楽しかったです。

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