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違いを楽しむお茶の色

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日はこの季節に美味しい、冷茶を色の視点から。

日本茶ミルクティー専門店 And Teiさん

4月の後半に初めてお邪魔してから、足しげく通っている日本茶×プラントミルクの日本茶ミルクティー専門店 And Teiさん。
いつもはミルクティーをいただくのですが、この暑さでスッキリしたものを飲みたいと思い、ストレートで提供される「玄米と煎茶」をICEでいただいたのですが…。

美しい!

この佇まいですよ。
温かいお茶って、日常的にマグや湯飲みなど、
お茶の「色」を楽しむようにはできていない茶器で飲むことが多いですよね。
それが、この一杯で「お茶の色ってキレイだな」と気付く。
そんな体験になりました。

なにより使われているグラスやコースター、お店の内装が美しいですよね。

他のストレートティーにも興味が

メニューには「有機ほうじ茶」「国産紅茶」「国産烏龍茶」があるので、これは一通り味わってみたい!と思い、カメラを片手にひと通りいただいてきました。
そこには細かいながらも、納得の色の違いが!

玄米と煎茶(福岡うきは)

トップバッターは先ほどもご紹介した玄米と煎茶。
これだけ色が違うので、分かりやすい。
煎茶(緑茶)らしい、明るい黄緑色。やや黄みが入るのは玄米の影響でしょうか。
クリアだけど、深みも感じる爽やかな色合いです。

有機ほうじ茶(滋賀県朝宮)

混同しないように少し煽り気味に撮りました

ここから3種は、微妙な色の違いを楽しむゾーンに途中です。
ほうじ茶は、茶葉の色からも想像しやすい深い茶色。
やや黄みがあって、香ばしさを感じる色彩。

国産紅茶(静岡県島田)

「あぁ、紅茶だな」と納得の、赤みのオレンジ。
単品で見ると茶色でも、比較対象があると赤みを強く感じます。
華やかな香りと優しい甘み。

国産烏龍茶(福岡うきは)

烏龍茶は、ほうじ茶と似た系統ですが少し明るめ。
黄色感が強めかも。
軽やかな口当たりをイメージさせる色彩。

本当にちょっとした違いですが、並べてみるとそれぞれの特徴が出ていて面白いですね。
氷のぼんやりとしたシルエットも、色の変化を作り出して飽きません。

カバー画像のテキストなし版。
左から「玄米と煎茶→有機ほうじ茶→国産紅茶→国産烏龍茶」

淹れてもらうという醍醐味

茶葉を買って自分で淹れて撮影するのもありなのですが、
茶葉の特性を理解しているオーナーの倉橋さんに淹れてもらうのが、
「お茶の色を楽しむ」企画の正しい在り方・醍醐味
かなと思って、長々とお邪魔させてもらいました。

1日で3杯の冷茶&お腹冷やさないための玄米茶ミルクティー(ホット)と、合計4杯いただきました。ついでにテイクアウトでチャイも。お腹タプタプ。

湯量・温度・茶葉の量・蒸らす時間。
これらが変わると味も色も口当たりも変わってくるので、
「色を眺めて、美味しくいただく」最高の環境で取材できました。

ちなみに滞在時間の後半、倉橋さんからこんな言葉が。
「ミルクティーも使うプラントミルクによって色が違うんですよ」

これは…確かめざるを得ませんね。
また近いうちに訪れて、自分の目で見てみたいと思います。

素敵なお店なので、お近くに寄った際はぜひ。

以前の記事はこちら。


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