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Dipton - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
SAILORさんの新作インク『Dipton』を手に入れてきたので、そちらをご紹介。

SAILOR Dipton

Diptonは、SAILORさん初のつけペン用インクで、偏光ラメが入っています。
偏光ラメが入ることで、「見る角度や光の当たり具合で色が変化したり、特定の色が見え隠れ」します。
書いた後が楽しいインクですね。

ピンク系の『Coral humming -珊瑚のはなうた-』、グリーン系の『Mellow forest -甘美な森-』、ブルー系の『Ice dance -氷上のダンス-』の3色展開。
「音楽」もモチーフになっていて、それぞれの特徴が色名に反映されています。

インク単体と、つけペン『hocoro』とセットの2形態

インク単体と、ペン先が変えられるつけペン『hocoro』とのセットの2形態で販売されています。

今回は『Ice dance』をセットで、残りを単体で購入してきました。

セットインクはビンがこぶり

単体は20ml、セットは10mlになっています。
また、セット同封のつけペンhocoroは、筆文字ペン先がついています。
軸は限定のラメ入り透明軸で、特別感がありますね。
このセットは数量限定だそうです。

容量の違い以外だと、単体インクはボトル上部がシルバーのグラデーションになっています。

ラメを意識したデザイン

(使用頻度や好みを考えると、Coral hummingをセットで買うと良かったかも)

早速試し書き

では、色味の確認がてら試し書きをしてみましょう。

光にかざすと、ラメがキラキラ輝きます。

『Coral humming』は、明るめのコーラルレッド。
実際はもう少し黄み寄りですね。
光に当てると、明るい黄緑の輝きを見せます。

『Mellow forest』は、濃いめのグリーン。
光に当てると、鮮やかな緑が姿を見せます。
樹々の間から差し込んでくる光のよう。

『Ice dance』は、涼やかなブルー。
光に当てると、ターコイズ系の色味が表れます。
水で溶かすと紫も見えて、色の変化が楽しいですね。

恒例のボトル底チェック

ラメ入りインクは、ボトル底に沈殿しているラメを見るのも楽しいポイント。

書いた時とはちょっと違う煌めきを見せてくれます。

『Coral humming』は、明るいコーラルピンクで、書いた時と同じように緑みの色が出てきます。

『Mellow forest』は、ターコイズグリーンで、薄っすらと紫が見え隠れ。
孔雀の羽根のようで美しい!

『Ice dance』は、アイスブルーの中にターコイズが表れます。
ボトルのフチが紫っぽく見えるのもいいですね。


ということで、出たばかりの『Dipton』ご紹介してみました。
ラメ入りインクなので、ご利用の際は、万年筆には入れず、
つけペンやガラスペンで使ってください。

『ゆらめくインク』同様に、書く紙や使うペンで色が変わりそうな気配がするので、違う紙でも使ってみようと思います。

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