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汚かった手書きのノートを、きれいに見せる方法

 こんにちは。
 今回はノートやメモ用紙に手書きで文章を書いた時に、ぱっと見きれいに見える方法がないか、自分なりにあれこれ試して、実践したことをまとめた記事です。
 私がなぜ、ノートやメモ用紙がきれいに見える方法にこだわったかというと、とても深い事情があります。
 私、字が汚いんです。

 なんだそんなことかと思うかもしれませんが、本人にしてみればとても深刻な問題なのです。
 長年、親に字が汚いことを馬鹿にされて、そこで私は考えました。どうすればいいだろうかと。
 ペン習字を習えばいいじゃない、と思うかもしれませんが、文字の矯正に何年もかかることを考えると、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

 ところがある時期から、クラスメイトに言われました。
 「ノート綺麗に書いてるね」と。
 色々気を付けるようになって、たまにそう言われるようになりました。

 始めに断っておきますが、ここに書かれているのは、受験勉強やビジネスで役立つノート術ではありません。
 ノートを開いた時にレイアウトが整っていて、読み返した時に読みやすくなる方法を追求した内容になります。
 これは、そんな私があれこれあがいてたどり着いた、ぱっとノートを開いた時に全体像がきれいに見える、簡単な方法です。ノート術やメモ術というほどでもない、たどり着いた着地点です。



ノートが汚く見える原因を考える

 人によって、ノートやメモ用紙が汚く見えてしまう原因は、微妙に違います。
 例として現在の私のメモを載せます。こんな感じの字です。

樺沢紫苑著『学びを結果に変えるアウトプット大全』を
読んだ時の覚書メモ

 これは横罫のメモ用紙を使っていますが、私にしてはまだましな方です。
 色々気を付けて書くようにしているからです。

 それまでの私は、紙がもったいないと思っていて、字をみっちりと紙の横から横、縦から縦まで、書ける範囲をよく使って書いていましたが、読み返すときに、あまりの文字の密度にうんざりしてしまって、読む気をなくすという事態が発生していました。

 その上、使っているペンの先が太くて、書いているうちに文字が潰れてしまいました。
 更に先ほども言った通り、手書きの字そのものが汚いです。ついでにいうなら字も大きめです。
 こういう文字が、ノートにみっちりと詰まっているわけです。書いた本人の私ですら、うんざりしてしまうレイアウトです。私のノートを読んでた担任の先生も、きっと「汚いなあ」と思っていたことでしょう。

 問題が色々、見えてきましたね。
 まず自己分析してみると、原因が分かると思います。私と違う理由でノートやメモが汚く見えてしまう人も、まずは逃げずに、現実を見つめることから始めてはいかがでしょうか。
 原因が分かれば、しめたものです。改善策を考えます。

漢字が潰れない細いペン先を選ぶ

 まずはこれから改善します。ペンの問題。主にボールペンを例にして説明します。
 よく記念品や粗品でもらうボールペンは、ペン先の多くが0.7mmであることをご存じでしょうか。
 私は学生の時はお金がなかったので、粗品でもらったボールペンを主に使っていましたが、小さな文字で漢字を書いた時に、よく字が潰れていました。
 そうなのです。世によく出回っている0.7mmでは、太すぎるのです。

 私はこれに着目し、文房具屋さんに行ったときに、ボールペンの棚をまじまじと見てみました。
 あるじゃないですか、0.5mm、0.38mm。喜び勇んで数本買って帰り、書いてみました。
 字が潰れないです!
 なんだそんなことと思われるかもしれませんが、私にしてみたら画期的なことでした。
 それ以来、0.7mmは使わなくなりました。

 ちなみに記念品や粗品でもらうシャープペンシルの多くは0.5mmですが、これも0.4mmにしました。
 字が潰れません。感動しました。

紙面の余白はたっぷりとる

 次にノートやメモの書き方ですが、これはシンプルに考えました。
 「スペースをたくさんとってみたらいいんじゃないか?」と。
 例として色々なサイズや空白で書いてみたノートがこれです。

いろは歌を書き起こして
マスキングテープを貼ったもの
どれが一番読みやすいですか?

 私は三つの中なら、一番下が好きです。上下左右に空白もあり、文字も粒がそろっていて読みやすいと思います。
 このように、上下左右のノートの空白と文字のバランスを考えながら書いていくと、見返した時にぐっと読みやすくなります。
 ノートの上下左右に思い切ってスペースを入れてみましょう。思ったよりスペースは多く取ったほうがいいです。
 あとで思いついた追記メモを書き込んだり、マスキングテープやシールなどでコラージュすることもできるので、空白はとても大切な要素です。
 何事も余裕は大切ですね。


余裕があったら記号や色やコラージュを使う

 黒い文字だけでなくカラーペンを使うことで、見返した時に分かりやすくなります。
 カラーペンを何本も使うのが大変という人は、三色ボールペン(黒・赤・青)を使ったり、四色ボールペン(黒・赤・青・緑)を常備しておくと、非常に便利です。
 私は手帳の時は三色のフリクションボールペンを使い、通常の文章は黒、重要なことややらねばならないことを書くときは赤、ご褒美時間や好き好んでやる趣味や自由時間などは青で書いています。
 ノートやメモの時も同様で、色に意味合いを自分で決めて書いていくと、ちょっとの工夫でわかりやすくなりますね。

 あと箇条書きの時や目立たせたいときなどに、私はよく◆や☆を描きます。タスクやToDoの時は、□や○を書きます。
 単語を目立たせたいときはペンで楕円にグルグルと囲んだり、特定の項目について追記メモを書くときは、矢印で上下左右に空けたスペースに書きます。
 このようにしておくと、より分かりやすくなります。

 また、時間があるときはマスキングテープやシールを貼ったりします。
 カラーペンや記号やコラージュを使うことで、黒い文字一色だった紙面がぐっと華やかになって、ノートやメモを見返した時に気分が上がります。
 こんな風に、ちょっとした工夫で彩りを添えることができますので、余裕があったときはやってみるといいと思います。

 長くなりましたが、こんな感じでノートはぱっと見、きれいになります。
 一つ一つは些細なことで、大したことではないのですが、全部やるとかなりそれまでとは違ったものになると思います。
 最後に、過去の記事の繰り返しのような内容ですが、すごく大切なことだと思うことを書いておきます。


ノート術やメモ術は自己流で編み出す

 昨今、世の中には様々なノート術やメモ術で溢れています。
 とてもたくさんあって、どれが正解なのかわからないですね。
 それもそのはず。正解なんてないんです。十人十色、やり方は千差万別あるから、どれも正解で、どれも間違っています。

 過去に書いた記事でも私は言及したことがありますが、ノート術やメモ術は、自分で編み出すしかありません。
 他人のやり方が自分に合っているかなんて、わからないですよね。まずは色々やってみるしかありません。
 逆にいうと、他人のやり方を参考にしていたら、自分にはまったということもありえるのです。

 とにもかくにも書いてみます。
 書き続けているうちに、そのうち型にはまってくることがあります。
 それがあなたのノート術やメモ術です。
 あなただけのものです。
 人に伝えたくなったら是非、このnoteに記事を書いて、私に教えてください。人の書き方を見るのも好きなので、読みたいです。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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