下唇が切れた話。

こんにちは♬
先日ポンカンが好きだ、と書きましたが、毎年この時期になると実家からはっさくが大量に届きます。
実家の土地で作っているはっさくなのですが、私、このはっさくがとても苦手です(笑)
剥くのも面倒だし、みかんより酸味も苦味もあって、好きな人にはたまらないんでしょうけど・・・ホントに数年に1度しか食べてない気がします。親不孝な娘です(笑)そのかわり家族がせっせと毎日食べてくれてます。
ちなみに、はっさくを簡単に剥くには便利な道具があります。
その名も「ムッキーちゃん」

これマジで便利です。
外皮を剥くのも簡単、内袋にもスーッと切れ込みを入れて剥けるのでホントにおすすめです。


さて、こちらも先日ちょっと書いた話なんですが、数日前に下唇の真ん中がパックリと切れまして。
まあ原因は乾燥なんですけど。
更に言えばソファで寝落ちして、加湿器もつけずマスクもせず、足元にファンヒーターっていう最悪の環境で寝てしまったからなんですけど←

下唇ってトランペットでは振動を支える部分なので、多少荒れてても問題ない箇所なんですが、さすがに切れてると痛いのでゲンタシンやらモアリップ(資生堂から出ている医薬品リップクリームです)を塗ったりマスクをしたり加湿器とか頻繁にお茶を飲むとかとにかくやれる限りのケアをしました。
結果1日で傷はふさがりましたが、ここで問題が・・・・。

かさぶたになると、固くなるのでコントロールが利きにくくなるんですね。
というのを初めて知った2019冬。

トランペットは基本的に上唇だけが振動して、下唇はその振動を支えている部分なのですが、
やっぱり土台である下唇もちゃんとした柔らかさがある状態じゃないと、上唇が効率的に振動しないんだなあと。

100均なんかにある、トランペットのおもちゃをよく見ると、紙のような白い弁と、その振動を支えるようにブリキ?アルミ?っぽい金属の板がセットになって振動体になっています。

こんな感じ。わかりますか?(長年置きっぱなしなので埃っぽくてスミマセン)

上が弁で、下が金属の板です。

トランペットも同じ構造で唇が振動しています。
下唇が上唇の振動を支えている、というイメージに近いです。

ただ、下唇も振動しているように感じます。
それは上唇の振動を受けているので、振動しているような感覚はありますが、実際音を出すのに働いているのは上部分。

下部分は固く(固定)しておかないといけないのですが、この部分が破損すると音は出なくなります。
下唇が怪我をしていると、音がうまく出ないのは当たり前なんですよねえ。
いままで当たりどころがよかったんでしょうね、多分(^_^;)

そんな訳で、土曜日はなかなかコントロール出来ないまま楽器を吹きましたが、日曜日はそこそこコントロールが戻りました。
でもまだ鏡で見ると下唇の真ん中にもち麦みたいなのがあるので(笑)治るまでもう少しガマンです。

でね、こういう時どうしたらいいかというと、1番は「休むこと」です。
吹かないのが1番です。
2〜3日すれば治ります。
それまでしっかり加湿したり保湿したり(顔パックとかおすすめ)早く治るようにするのが1番なんですが、
実はこういう乾燥によるものは楽器を吹くのも効果的(笑)
矛盾してますが。

ただ、楽器を吹くときにうまく振動してくれなかったり、違和感を感じたりしてイライラします。
そこで吹き方を無理矢理吹く方向へ持っていってしまうと、変な吹き癖がついてしまって抜け出せなくなるので、あくまでいつもと同じフォームで、音は上手く出なくてもゆっくり音を伸ばしたり、長い息でワンフレーズ吹くなどの練習をしてあげるといいと思います。
楽器を吹くのが1番血行がよくなるので、治りも速いです。

ただし、とにかく「いつもどおりの吹き方」を維持すること。
音を出すことを目的とせず、息を流してあげるような気持ちで吹くことが大切だと思います。これは経験上。

人生で何回か唇を怪我してますが、だいたいが痛いところをかばっていつもと違うフォームで吹いてしまい、治ってからもどうにもならなくなったことが数回。
結局1週間ぐらい全く楽器に触れないようにしてリセットしてあげるしかなくなったことが何回もありました。

今回は吹いて治そうかな〜と思ってます。
人体実験(笑)

冬場の唇の乾燥には、何度も言ってますが「二重マスク」がオススメです。
あとは頻繁に水分を補給することと、睡眠時間をしっかり取ること。

みなさんもリップケアしてあげてくださいね〜。

ではまた。ばいば〜い!

トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬