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他人を変えるにはまず自分から。

こんにちは♬
6月のあたま頃に運良くつかまえたコクワガタの生存確認を夜にするのが日課になっているいわたです。
コクワちゃん、覗き込むと恥ずかしがって土の中に潜っちゃうのがまたかわいい・・・!


我が家の息子1、小学5年生の割にしてはとっても素直で元気いっぱいで、恥ずかしいって言葉がないんじゃないかってぐらいのまあいわゆる昭和の悪ガキって感じの子なんですが、まあちょいちょい困ったことがいくつかありまして。
たくさんあるんですが、最近の悩みとしては「宿題をやらない」ってことなんですね。
学校の先生からも連絡が来てしまいまして(笑)

決して勉強が出来ないわけではないようです。
前の小学校では算数のクラス分けでは1番算数のできる子のコースにいましたし、とりわけて勉強に関しては今までの担任の先生からは何も言われませんでした。
が、宿題をやらないんです。

毎日「宿題やってね」「宿題やったの?」「宿題いつやるの?」って言い続けるの、本当に疲れます。
終いには「宿題やりなさい!」「わかってるもん!!!やればいいんでしょ!」となります。


宿題ねえ・・・別にやらなくてもいいかなって私は思うんですけどね、時々。
結局のところ、宿題をやる、提出するっていうのは
「人(先生)との約束を守る」
ってことなんじゃないかと思うのです。
できてる、できてないんじゃないんです。もちろんその宿題でチカラをつけることにはなりますが、どちらかというと学校の場合提出することに意義があるのかなって思います。

そんな訳で、どうしたら宿題を習慣化することができるか、色々と考えました。
1.帰ったらすぐに宿題をする。しないと遊びに行ってはいけない。
2.1人で集中できるように自室で勉強してもらう
3.毎日声かけする。

1は、ダメですね。全くダメです。その日しか効果がないです。
友達と遊べないとなると拗ねる怒る地団駄踏むって感じで。
2は、様子を見に行くとコロコロコミックを読みふけっていて「今やってる」・・・・やってないじゃん!(笑)
3は、声かけすると前述の通り。結局お互い喧嘩腰になる。

そんな訳で担任の先生と相談しながらとにかく上手に声掛けできるようにがんばりましょう、となりました。

でも結局は3の「声かけする」っていう方法しかないんですよね。
じゃあ何故うまくいかなかったのかをよく考えてみました。


自分が宿題をするためにはどう声掛けしてほしいか。どんなタイミングで宿題をしなきゃなってなるか。
怒られてやるのは本当に気分が悪くなるし、かといって説教されるのも辟易する。自分のタイミングでやりたいけど、先に他のことに目が行ってしまう。友達とも遊びたい。遊んで帰ってきたらテレビを見たいしゲームもしたい。そうこうするうちにごはんになって、お風呂に入れって言われて明日の支度しろって言われて眠くなってきて・・・・

ああ、息子1の気持ちになったら全く勉強する暇がなかった(笑)

とするとやっぱりタイミング的には帰宅してすぐだとか、遊びに行って帰ってきてすぐのタイミングなんですよね。
他のことをやる前の絶妙なタイミングで声掛けしないといけない。
しかも、次のことをしようと思う前でないとうまくいかないんですよねえ。

そのためには、やっぱり息子1の行動をしっかり見ていないといけないんですよ。
それと、自発的に動くシステムを作らなくてはならない。


以前の学校の時、学校カウンセラーの先生に相談したことがあったのですが、「やることができたらシールを貼る」とか、とにかくやったことで満足が得られるようになるといいですよ、というアドバイスを受けました。
でもその時、私の気持ちが全然そっちに向かなかったんですね。
自分のことでいっぱいいっぱいで、シールを貼る、どこに?うちにそんなスペースないよ、毎日?忘れちゃうよ、多分そんな気持ちだったんだと思います。
自分の気持に余裕がなかったんですね。
もうアドバイスは何年も前にもらってあったのに。
そして自分の最大の欠点であるところなんですが、「自分がその気になって色々調べないと動き始めない」ってところ。
自分も頭の中が整理できていない状態だったんだなあと思います。

そんな訳で、担任の先生と私で連携して声掛けしていくという作戦が始まりました。
まず自分が意識したことは、
・きちんと息子1と向き合うこと
・自分の予定を息子1に押し付けないこと
・イラッとした時は息子1の気持ちになること
・なるべく声掛けの回数は少なくすること
の4点。
それから、宿題を学校に忘れてきた場合、一緒に取りに行くようにしたり、宿題はリビング学習に切り替えました。
そして先生とは息子1の予定帳で連絡を取り合うようにし、自分が毎日忘れずに息子1に予定帳をもらうようにしました。

ここが1番大事だったんです。
自分が忘れないようにすること。
自分がイラッとしないこと。
自分が後回しにしないこと。

先生と連絡を取り始めていま1ヶ月ぐらい。
最初の2週は宿題を忘れてきたり、やらなくていい日だって嘘をついたり、学校でやってきたと言ったり、色々ありましたが、3週目ぐらいからはきちんと持って帰ってきて、リビングで勉強し、終わったら見せてくれるようになりました。
そして、先日「やることリストボード」を作ったら更に自主的にやれるようになってきました。

結局何が変わったかって、私自身が変わったというか自分自身の息子1への向き合い方を変えたんです。

で、これをするためには自分の仕事のやり方も変えなければいけませんでした。
四六時中仕事をできる環境にするのではなく、仕事は仕事の時間、子どもたちが帰宅したら余程のことがない限り子どもたちのいる空間にいるようにして、子どもたちが寝たら仕事をする、ということを意識するようになりました。
まあもちろん仕事に出かけることもたくさんあるので、外出仕事の場合は例外もありますが。

「他人は変えることができない。変えることができるのは自分自身」
という言葉をよく色んな所で見かけますが、本当にそのとおりだと思います。
それは家族であっても同じこと。
自分と、子どもたちは別の人間なのですから、考えていることも違えば、時間の感じ方も違います。
子どもたちは自分の思ったとおりに動く人形ではないので、子どもたちを動かしたかったらまずは自分が動かないと。
でも一緒に生活していますから、他所の家にいる人たちよりは簡単に相手の行動を読むことができます。
相手の行動を読んだ上で、自分がどう動いたらいいか、どう考えたらいいか、というのを客観的に見ることができると、自分の動きが見えて相手を変えることができるのかなって。

そして言葉の選び方も、否定でなく肯定できるように心がけたいなあと思います。
生徒さんにはできてるのにね(笑)自分の子供も同じように考えたいと思います。

これ、実家に住んでいたら絶対にできなかったことだと思うんです。
家族が多いというのは人間関係のうえではとてもいいことだと思うのですが、如何せん自分がこういう風に考えていても横槍が色んなところから入るので、こうやって対策を一本化できるというのは核家族で良かったなあと思える点です。

まあまだ初めて1ヶ月ぐらいなので(笑)
夏休みも控えてますしね・・・。
子どもたちとの関わり方はまだまだ私も勉強が必要です。

また報告しますね〜。
ではまた。ばいば〜い!


トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬