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「ネガティブがポジティブに切り替わる瞬間は、鳥肌もの」サポートスタッフ/職業指導員/企業営業チームリーダー 諸貫裕佑のインタビュー

こんにちは!
「障がいを特別なものにしない会社」KEIPE(ケイプ)株式会社です。
KEIPEでは、何らかの障がいを抱えて就労が困難になった方の社会復帰を支援する福祉サービスを展開しています。

連載「KEIPEople」(KEIPE + people)では、KEIPEで働く仲間たちをインタビュー形式でご紹介!

今回紹介するのは、サポートスタッフ/職業指導員/企業営業チームリーダーの諸貫裕佑(もろぬき ゆうすけ)です。


サポートスタッフ/職業指導員/企業営業チームリーダー・諸貫のキャリアと仕事

諸貫裕佑
1990年生まれ・山梨県昭和町出身・山梨県立甲府工業高校建築科・都内の美容専門学校を卒業。卒業後、東京・横浜・山梨で美容師として従事。爪が剥がれ落ちる程の手荒れで悩み、別業界への転職を決意。山梨県内で医療機器販売会社へ営業として入社。病院内外で使用される医療機器や医療用消耗品をドクターやステークホルダーへ提案営業をし営業の基本を学ぶ。その後、20年来の友人である代表・赤池から声を掛けられ、2017年10月より現在のKEIPE株式会社(旧:株式会社U&U)の立ち上げから参画。
家族は、妻と猫4匹。趣味はサッカー(人生で一番長く続いていること)。

普段は、メンバーが輝けるための“仕事づくり”をしています。

具体的には、障がいを持っているメンバーがそれぞれの可能性や力を発揮できるように様々な企業への受託業務の営業をしています。KEIPEの想いに共感していただける企業との繋がりを作る仕事です。

また、実際に業務をスタート時やスタート後、企業・地域社会・KEIPEが「win-win-win」になるように条件面の交渉や業務改善に向けて取り組んでいます。


KEIPEで働こうと思った理由は、「20年来の友人の誘い」

Q. KEIPEで働こうと思った理由やきっかけを教えてください。

20年来の友人である、代表の赤池から誘われたというのが全てです(笑)。

もともとは美容師として働いていたのですが、爪が剥がれ落ちる程の手荒れに悩むようになったことをきっかけに転職を考えていました。

「心から楽しいと思える仕事をしたい!」

そんな思いでいた時に、絶妙なタイミングで声を掛けてくれたのが赤池でした。

実は現在、赤池ともう一人20年来の友人がKEIPEで働いているのですが、僕たち3人は小学校入学時に同じクラスで、そこから中学校を卒業するまでの9年間ほぼ毎日、一緒に登下校をするほどの仲でした。
あの頃は、そんな3人が一緒に働くとは思ってもいませんでしたけど(笑)。

当時、赤池とはLINEでたまに連絡を取り合っていて、赤池が起業を考えていることも知っていました。「一緒にやろうよ!」と言われ、「おぉ、いいねー」なんて返事をした記憶がありますが、赤池は昔から思いつきで行動するタイプだったので、正直あまり本気にはしてませんでした(笑)。

ところが、その後赤池から連絡があり、地元のカフェで会うことになりました。その時に、この事業を本気でやりたいという思いや、僕自身に任せたいことなどを熱く語ってくれたんです。

赤池からのオファーに「これは、チャレンジするしかねぇ!」と思い、即決しました。

立ち上げ期のお話を少しすると、その頃は赤池自身が東京を拠点としていたので事業所がオープンして1週間で東京に戻ってしまい、福祉業界の右も左もわからない私は1人山梨に残され、毎日が勉強、失敗の連続でした。でも、だからこそ、初めてメンバーが入社したときの感動は、今でも鮮明に覚えています。

KEIPEメンバーの好きなところ「地道な行動から、雰囲気を変えていける」

Q. KEIPEで働いていて印象に残っているエピソードはありますか?

KEIPEでは、お取引している企業様のオフィスや施設へ行って一緒に仕事を行う「事業所外業務(施設外業務)」というものがあります。

もちろん、取引先の経営者や責任者の方に承諾・理解していただいた上で仕事をしに行くのですが、現場の人からすれば、

「あの人、誰?」
「うちに何しに来たんだろう?」

というのが本音ですよね。

だから、実際に現場へ行ってみると想像以上に“アウェー”な現実が待っています。

でも、しばらくすると現場の方から

「あれ、どの人がKEIPEのメンバーさんだったっけ?」

と聞かれるようになるから驚きです。

KEIPEのメンバーはいつの間にか取引先に馴染み、もはや外から来た人であることを忘れられるまでになっているんです。

当たり前のことですが、気持ちの良い挨拶を心がけたり、誰よりも汗だくになりながら目の前の業務を黙々と行うなど、KEIPEのメンバーの地道な行動によって、現場の雰囲気や空気感が少しずつ変わり、信頼関係が構築されていくーーー

そんな瞬間を目にした時には感動しますし、「どうだ!KEIPEのメンバーの力を見たか!」と鼻が高い気持ちにもなります(笑)。

KEIPEで感じる、やりがい

Q. KEIPEで働いていて良かったなぁと感じるのはどんな時ですか?

今お話したメンバーの取引先との関わり方もそうですが、人々のネガティブだった思考が目の前でポジティブに切り替わる瞬間に出会った時には、KEIPEで働いていて良かったなぁと感じます。

KEIPEは「障がいを特別なものにしない」を掲げていますが、残念ながら世の中ではまだまだ障がいを「特別」に見ている現状もあります。

障がい者というだけで、単価を安く設定されたり、横柄な態度をとられたり、掃除の仕事しかさせてもらえなかったり。足元を見られることがたくさんあります。

そういった関わりが続くと、障がいのある人は本当は実力があるにも関わらず「自分にはできない」と自信をなくしてしまうんです。

でも、KEIPEで働いているうちに「自分にはできない」という思考から、

「お客さんのために責任をもってやりたい」

と考え方が変わり、それが表情に変わり、行動に変わり、最後には相手を変えるまでになります。

そんな場面を見た時には、鳥肌が立ちます。

僕自身も、KEIPEが「誰もがそこにいていい社会」を作るきっかけになれるよう、先陣を切って動いていけるような人でありたいと思っています。


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連載「KEIPEople」では、今後もKEIPEで働く仲間たちを紹介していきます。

KEIPEをもっと詳しく知りたい方はぜひHPをご覧ください!



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