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白鳥神社~宮崎県えびの市


白鳥神社(しらとりじんじゃ)



【所在地】


宮崎県えびの市大字末永



【御祭神】


日本武尊(やまとたけるのみこと)


















【由緒と歴史】


白鳥神社は、宮崎県えびの市南部の白鳥山の北中腹にある。

959年〔平安時代後期〕、性空(しょうくう)上人によって創建された。

室町時代初期、噴火のため現在地に社殿を移設。

性空が30歳の頃、霧島山の*六観音御池で修行をしていると、性空の元に、日本武尊の化身と名乗る老翁が現れ、次のような神託をした。

「余(よ)は、日本武尊なり。白鳥となってこの山に棲むこと久し。いま汝の読経に感応して身を現すなり。ここに神社を創建せよ」

その後、性空は六観音像を刻み、御池の湖畔に祀ったことが白鳥神社の始まりとされている。


白鳥神社・白鳥山・六観音御池の位置


*六観音御池についてはこちら↓

『地球の記憶とエネルギーを感じる場所 霧島連山最高峰の韓国岳』



【東大寺大仏殿虹梁は白鳥神社の巨松】


奈良県の東大寺大仏殿は、世界最大の木造建築である。

この大仏殿3020トンの大屋根を大仏の真上で支えている、最も重要な虹梁(こうりょう)材の赤松は、白鳥神社の境内より伐出されたものである。






衛守杉と本殿



【白鳥神社の社殿】


火災で焼失した後、1809年〔文化6年〕に再建されたのが現在の本殿。

社殿の随所に多くの彫刻が施されている。

中でも、雲竜巻柱(うんりゅうまきばしら)や唐獅子牡丹の彫刻は、旧薩摩藩の特徴的な建築様式である。

雲竜巻柱や唐獅子牡丹の彫刻は、左甚五郎(ひだりじんごろう)作といわれている。





雲竜巻柱




【摂末社】


[前神社]

御祭神

・豊磐間戸神(とよいわまどのかみ)

・櫛磐間戸神(くしいわまどのかみ)

拝殿の手前の右側と左側に一対で鎮座している。





【おわりに】

夜明け前の6時に白鳥神社を訪れ、辺りは真っ暗だった。

「キャイーーーンッ」と山奥まで響き渡る、美しい鹿の鳴き声が2回聞こえ、何だか神秘的だった。

真っ暗だったので、参拝して直ぐに韓国岳登山に向かおうと思ったのだが、社殿の裏が気になり、裏へ回った。

「あれ?何でライトで照らされているんだろう?」

そこには、物凄く美しい龍と文様が彫刻された柱があった。

雲竜巻柱である。

まるで生きているかのような彫刻の龍は、天に昇って行きそうにも、地上に降りてきたようにも見える。


白鳥神社の詳細はこちら↓

由緒と歴史、性空、日本武尊、左甚五郎などの詳細を書いています。

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