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【書評に出た本】2022年4月

4月に書評掲載された本を紹介します。

■太田奈名子【著】『占領期ラジオ放送と「マイクの開放」——支配を生む声、人間を生む肉声』

「人間宣言」をしたのは誰だったのか?
GHQの指導のもと制作されたラジオ番組『真相はこうだ』『真相箱』『質問箱』『街頭録音』を分析し、アメリカの占領政策と「ウォー・ギルト」、そして戦後日本の民主化の内実を問いなおす。

『毎日新聞』2022年4月9日(19面)「今週の本棚」に書評が掲載されました。評者は持田叙子氏(日本近代文学研究者)です。本文はこちら(全文は有料会員のみです)

↓著者の太田奈名子さんに、同書に登場するラジオ番組の音声および動画をデジタルアーカイブとしてご紹介いただきました。

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■ティモシー・スナイダー【著】池田年穂【訳】『自由なき世界——フェイクデモクラシーと新たなファシズム』

ロシアはなぜクリミアに侵攻したのか――。
プーチンの思想に鋭くメスを入れ、右傾化する世界の実態を捉える世界的な話題作。

『朝日新聞』2022年4月30日(7面・読書面)「ひもとく・戦争と憲法」で、本書が紹介されました。紹介者は長谷部恭男氏(早稲田大学教授・憲法学)です。本文はこちら(全文は有料会員のみです)
▶『橘玲×ZAi ONLINE』2022年4月7日「橘玲の日々刻々」で、本書が紹介されました。紹介者は橘玲氏(経済小説作家)です。本文はこちら

↓本書の一部を試し読みできます。

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■川端康雄【著】『オーウェル『一九八四年』——ディストピアを生き抜くために』

全体主義国家によって分割統治された近未来世界を描く、世界的ベストセラー『一九八四年』。
ビッグ・ブラザーが支配する徹底した監視・管理社会で、独り闘争をしかける、我らが主人公、ウィンストン・スミス。
「ポスト真実」の時代を先取りしたディストピアに、希望はあるのか。

『日本経済新聞』 2022年4月30日(17面)「読書面」で、本書が紹介されました。本文はこちら(※有料会員限定記事です)

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■エミリー・アプター 【著】秋草 俊一郎・今井 亮一・坪野 圭介・山辺 弦【訳】『翻訳地帯――新しい人文学の批評パラダイムにむけて』

9.11「同時多発テロ」以降、ますます混迷する世界状況にたいし、人文学はどのようなことばで相対することが可能だろうか?
「戦争とは他の手段をもってする誤訳や食い違いの極端な継続にほかならない」という定義から出発し、単一言語(英語)主義がうむ世界の軋轢に警鐘を鳴らしつつ、「翻訳」の観点から新たな人文学のアプローチを模索する。

▶『図書新聞』2022年4月16日(第3539号)の岡和田晃氏「〈世界内戦〉下の文芸時評」第86回(4面)にて、本書が紹介されました。

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■ピーター・ポマランツェフ【著】池田年穂【訳】『プーチンのユートピア――21世紀ロシアとプロパガンダ』

21世紀のロシアでは、独裁さえもリアリティー・ショーである――。
カネと権力に塗れたシュールな世界で、新たな独裁体制を築くプーチン。
クレムリンに支配されたメディアの内側から、21世紀のロシア社会とプロパガンダの実態を描く話題作。

▶『橘玲×ZAi ONLINE』2022年4月15日「橘玲の日々刻々」で、本書が紹介されました。紹介者は橘玲氏(経済小説作家)です。本文はこちら

↓ティモシー・スナイダー氏による「日本語版への推薦文」、「訳者あとがき(一部抜粋)」を掲載しています。

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■玄田有史・萩原牧子【編】『仕事から見た「2020年」——結局、働き方は変わらなかったのか?』

リクルートワークス研究所が実施した全国就業実態パネル調査と臨時追跡調査のデータを用いて同一個人の働き方の変容などを多角的に分析し、わが国の労働市場にはどんな構造変化が起きたのかを検証する貴重な「歴史証言」書。

『週刊東洋経済』2022年4月23日号(p.93)「話題の本・ブックレビュー」に書評が掲載されました。評者は河野龍太郎氏(BNPパリバ証券経済調査本部長)です。
『朝日新聞』2022年4月16日(14面)「読書面」 に書評が掲載されました。評者は神林龍氏(一橋大学教授・労働経済学)です。本文はこちら(全文は有料会員のみです)

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■小幡篤次郎【著】/小幡篤次郎著作集編集委員会【編】『小幡篤次郎著作集 第一巻』

福沢諭吉のもっとも信頼する協力者の一人であった小幡篤次郎(1842~1905)の著作を、全5巻にまとめた初の著作集。単行本として刊行された単著はもちろん、論説や書簡等も幅広く収録、福沢諭吉と慶応義塾を支え、日本の近代化に尽力した小幡篤次郎の業績を多角的に伝える。第1巻では、天変地異にまつわる迷信を正し、科学的根拠を解説した翻訳書「天変地異」等を収録。

『読売新聞』2022年4月24日(12面・文化面)「本よみうり堂」で、本書が紹介されました。

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#読書 #書評 #慶應義塾大学出版会 #新聞書評 #書評紙


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