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◉三田文學編集部日誌◉ 「編集部日乗」のご紹介

こんにちは!『三田文學』編集部員Aです。
今回は、『三田文學』のサイト内、歴代の編集部員たちがひっそり、細々と不定期で更新している「編集部日乗」というコーナーをご紹介させてください。(始まりは2005年の10月!)

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それでは、「編集部日乗」から直近の記事を2本ご紹介します。

◇チョコレートの季節(2023.02.01)

私は普段から街歩きが好きで、デパート内もよく散策します。甘いものも好きで、もちろんチョコレートも好き。だから毎年この時期になると、自分へのご褒美、いやいやこれは最高のチョコを贈るためのリサーチでもあるのだ!と色んな場所のチョコレート売り場に足が向かってしまいます。
 
とはいえ今年は、食べすぎが続いているからかあまりチョコ!という気分は上がらず、自分用はなしにしようかなぁと思っていました。 でもそんな時でも、やっぱり日々ダテに散策してきていないもので。私の気分にぴったりなものに出会い、一気にテンションが上がりました。今年はこの1箱だけにして、大事に食べます。
 
最新号の152号でも、タイトルについ目が惹かれてしまった小林かをるさんの「伴天連・コロナ・ゴディバのチョコレート」。ちょっと切なさを感じるほろ苦風味。いい味しています。(tomato)

◇幽霊と過ごすクリスマス(2022.12.13)

2022年も終わりに近づいてきましたね。私は先日、長崎・ハウステンボスのクリスマスマーケットを訪れたのですが、イルミネーションを眺めながらホットチェリーワインをいただいて、一足早いクリスマスを満喫することができました。
最近、ヘンリー・ジェイムズ著・『ねじの回転』を読みました。19世紀後半のイギリスの古屋敷、人々が炉端を囲んで幽霊話に興じていたクリスマス・イブに、一人の男が書簡に記された幽霊話を語り始めます。物語は書簡の書き手である女家庭教師の一人称語りで進行しますが、読み進めるうちに、彼女がいわゆる“信頼できない語り手”であることに気付かされる――果たして幽霊は本当にいるのか、それとも主人公の妄想なのか――叙述トリックものは種明かしの後に読み返すのもまた一興ですが、最後まで種明かししてくれないこの小説の場合は、頭を悩ませながら読む面白さがあります。クリスマスに読む一冊にいかがでしょうか。(hanao)

今後、更新した際はnoteでもお届けしていきます。お楽しみに!

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